3: 「時間をかけること」に余裕がないとダメ

「いわゆる草食系男子を好きになり、私がリードするお付き合いをしていたのですが、思い通りに振る舞ってくれない彼にイライラすることが多くて結局別れてしまいました。

でも、それから好きになった男性がいたけど今度は俺様タイプで振り回されてしまい、疲れたなと感じたときに『あの人もこんな気持ちだったのかな』とふと思い出して。

うまくいかせることに焦って相手の気持ちを考える余裕がなくて、せっかく両想いになれたのに馬鹿な付き合い方をしたな、と反省したけど後の祭りですよね。

彼とはもう会えないけれど、次は時間をかけること、心に余裕を持つことを忘れずにいようと思います」(38歳/販売)

好きだからこそ、「こうなってほしい」という期待を相手に抱きますが、本当に幸せなお付き合いをするなら相手の気持ちを尊重する姿勢が不可欠です。

自分の思い通りにしたいだけの恋は、相手の愛情すら無視してしまいます。

そこに気づけたからこそ、次の恋は時間をかけること、心に余裕を持つことを忘れない姿勢で相手と向き合うことができますね。

4.結果を気にするより、目の前の幸せを大切にする

「20代後半くらいから、どんどん結婚していく友人たちに焦って私も婚活を頑張っていました。

でも、いざ結婚相手を考えると年収や性格や家のことなどそのときは譲れないと思った条件がたくさんあって、結局いい人と出会っても『ここがダメだから』って選り好みばかりしていたんですよね。

どうしてうまくいかないんだろう、って当時は落ち込んでいましたが、今は結婚という結果を気にして目の前の相手のことをよく見ていなかったんだなとわかります。

今もゆるく婚活は続けていますが、まずは幸せなお付き合いができることを目指して男性と会うようにしています」(40歳/営業)

周りが結婚していくのを見ると、自分だけ独身のまま取り残されてしまうような焦りや不安を覚えますよね。

ですが、結婚がゴールになる恋は、条件ばかり先行してしまって肝心な愛情をおろそかにすることに。そして、そんな自分に気が付かない視野の狭さも問題です。

失敗してみて初めて、結果ばかり見てしまう自分に気がつくもの。まずは目の前の幸せを大切にする姿勢があれば、好きな人とも心の通い合う恋愛ができるといえます。

恋の失敗は、そのときはつらいし悲しいし、「どうして」と思うことが多いですが、時間が経てば自分の間違いや相手の不誠実さにも気が付きます。

その事実をきちんと受け止め、心の糧にしていく強さのある女性は、いくつになっても幸せな恋を手にすることができるのではないでしょうか。

40代でもまだまだ恋愛を楽しむ十分な時間があるからこそ、学んだことを活かす姿勢を持ち続けたいですね。