「Xi」対応スマートフォンを中心に、さまざまな端末をラインアップする2012年夏モデル

NTTドコモは、5月16日、2012年夏モデルとして、LTEに対応した「Xperia SX SO-05D」や「GALAXY S III SC-06D」などスマートフォン16機種、タブレット端末「ELUGA Live P-08D」、モバイルWi-Fiルータ「L-04D」、子ども向けの「キッズケータイ HW-01D」の計19機種を、6月以降順次発売すると発表した。

スマートフォンの利用者層の拡大で多様化するニーズに応えるため、「スペックで選ぶスマートフォンから、『使い方』で選ぶスマートフォンへ」というコンセプトを掲げ、手のひらに収まる3インチ台から5インチ台までのサイズバリエーションや、ファッションブランド、人気コミックとのコラボレーションモデル、簡単操作の「らくらくスマートフォン」など、多彩な端末を揃えた。

ウイルス対策サービス「ドコモ あんしんスキャン」の機能拡充や、端末の画面を専用のコールセンタースタッフが遠隔で確認しながら操作や設定をサポートする有料サービス「スマートフォンあんしん遠隔サポート」の対応機種の拡大など、安心・安全にスマートフォンを利用できるよう、サービスの向上を図る。

スマートフォン「docomo with series」のラインアップは、ファッションブランド「ANTEPRIMA」とコラボレーションしたタッチペン付きの女性向けモデル「F-09D ANTEPRIMA」、コーナーストラップホールとメタリックフレームが個性的な「AQUOS PHONE st SH-07D」、幅62mmのコンパクトな全部入りモデル「Optimus it L-05D」、厚さ7.8mmでエレガントなデザインの「MEDIAS X N-07D」、約4.6インチの高精細HDディスプレイを搭載した「ELUGA V P-06D」、幅60mmのコンパクトサイズで上質感漂うデザインの「ARROWS Me F-11D」、LTE対応機種で世界最軽量となる重さ約95g、厚さ約9.4mmの軽量・スリムモデル「Xperia SX SO-05D」の7機種。発売時期は6~8月の予定。

スマートフォン「docomo NEXT series」のラインアップは、世界で展開している「GALAXY」シリーズの新モデルで、約4.8インチのHD SUPER AMOLEDディスプレイ、32GBのメモリ、2100mAhの大容量バッテリを搭載した「GALAXY S III SC-06D」、約4.7インチのHD液晶ディスプレイを搭載したハイスペックモデル「AQUOS PHONE ZETA SH-09D」、「Xperia arc」で好評だったアーク形状を採用した「Xperia GX SO-04D」、ドコモの夏モデルでは唯一クアッドコアCPUのNVIDIA Tegra 3を搭載した「ARROWS X F-10D」、有機ELディスプレイを搭載した「REGZA Phone T-02D」、約5インチのIPS液晶ディスプレイを搭載し、付属のタッチペンで手書き入力できる「Optimus Vu L-06D/L-06D JOJO」、約5インチの高精細HDディスプレイを搭載しながら幅を抑えた「ELUGA power P-07D」、個性的な「ポリゴンシェルデザイン」で、オレンジなど3色のカラーバリエーションを揃えた「AQUOS PHONE sv SH-10D」の8機種。発売時期は6~8月の予定。すでにメーカーから発表があった「Xperia GX」は7月、「Xperia SX」は8月に発売する予定。

このうち、「docomo NEXT series」の全機種、「docomo with series」の「Optimus it L-05D」「MEDIAS X N-07D」「Xperia SX SO-05D」の計11機種と、6月発売予定のモバイルWi-Fiルーター「L-04D」は、受信時最大75Mbpsの高速データ通信サービス「Xi(クロッシィ)」に対応する。「docomo with series」のXi対応は、今回の3機種が初。また、スマートフォン「MEDIAS X N-07D」「REGZA Phone T-02D」「Optimus Vu L-06D/L-06D JOJO」「AQUOS PHONE sv SH-10D」と、約10.1インチのIPS液晶ディスプレイを搭載したタブレット端末「ELUGA Live P-08D」は「モバキャス」に対応し、今年4月1日に開局したスマートフォン向け放送局「NOTTV」の番組を受信できる。「NOTTV」の月額利用料金は420円。

このほか、従来の携帯電話、特に「らくらくホン」シリーズからの移行に最適なスマートフォン「らくらくスマートフォン F-12D」、防水・防塵に対応した防犯ブザーつき端末「キッズケータイ HW-01D」を用意した。「HW-01D」向けには、緊急時にガードマンが駆けつける「緊急時かけつけサービス(仮称)」を今年秋に開始する予定。

スマートフォン・タブレット端末は、全機種、最新のAndroid 4.0を搭載。一部を除いて、従来の携帯電話では定番だった防水、おサイフケータイ、赤外線、ワンセグに対応する。「GALAXY S III SC-06D」は、ワンセグに加え、GALAXYシリーズで初めておサイフケータイにも対応する。

Android搭載スマートフォンは画面サイズ4インチ台の製品が多いが、片手で操作できるコンパクトサイズや、また反対にウェブサイトや動画が見やすい大画面のものを望むユーザーの声に応え、3インチ台4機種、5インチ台2機種と、画面サイズのバリエーションの幅を広げた。最小サイズは「AQUOS PHONE sv SH-10D」の約3.4インチ。約5.0インチの大画面モデル「Optimus Vu L-06D」は、縦横比が文庫本やノートと同じ4:3で、電子書籍や文書を閲覧しやすい形状にした。

コラボレーションモデルは、外観デザインだけでなく、コンテンツも含めたコラボレーションを実現。人気コミック『ジョジョの奇妙な冒険』とコラボレーションした「Optimus Vu L-06D JOJO」は、背面デザインに原作者の荒木飛呂彦氏書き下ろしのイラストを入れ、書き下ろしの壁紙や、きせかえテーマ、作品の名セリフを織り交ぜたオリジナル予測変換辞書、原作コミック12巻分の特別編集カラー版など、プレミアムコンテンツを多数プリインストールする。販売台数は1万5000台限定。なお、6月下旬には、今秋公開予定の映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』とコラボレーションした特別仕様モデル「AQUOS PHONE SH-06D NERV」も、3万台限定で発売する予定。

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