同世代のライバルは宮崎秋人、彼を驚かせるくらい演じきってみせたい

撮影:tama

――山田さんは、モデルから俳優に転身されましたが、その時に勉強や取り組んだ事はあるのでしょうか。

山田:演技の勉強は正直改めて何かをしたわけでは無いのですが、元々映画が大好きなので、映画をたくさん観て、芝居に関するテクニックやこの気持ちを表現する時はこうするんだ、とか細かい所に目を配って、身につけていこうとしました。

――なるほど! 映画はどの様な作品をご覧になりますか?

山田:サスペンスが大好きです。デヴィット・フィンチャー作品とか。なので、『黒蝶のサイケデリカ』もすごく好みの作品で、僕の好きなドンデン返しがあるという。今ゲームを進めている中で、いつ衝撃が来るんだろうってワクワクしています。

――謎解きしながら観るのも楽しいですよね。

山 田:そうなんです。一時期、こういったサスペンス作品を観すぎて、展開が読めちゃう事があって困りました(笑)。あと、『バタフライ・エフェクト』もすごく好きなのですが、ひとつの出来事が後々まで影響を及ぼしていくという。『黒蝶のサイケデリカ』にはその要素もあるので、サスペンス好きの方にも楽しみにしていて欲しいです。

――まさに『黒蝶のサイケデリカ』は山田さん好みだと! 今こうして色々な作品に出演されていますが、目標としている俳優さんはいらっしゃいますか?

山田:窪塚洋介さんです。お芝居をやって音楽活動もやって「やりたい事を全部やる」という所が本当に格好良いと思います。僕も人生は一度きりで、やりたい事は後悔の無い様にやらなくてはと思っているので、憧れます。

撮影:tama

――これから挑戦してみたいお仕事はありますか?

山田:滑舌悪いですけど、声のお仕事はやってみたいですね。『黒子のバスケ』のアニメを観て、どのキャラクターも「このキャラクターはこの人の声しか無い!」と思えるほどハマっていて、スゴいですよね。以前映画のお仕事で、声だけ後から入れるシーンがあったのですが、とても難しくて。いつかしっかり勉強して、挑戦してみたいです。

――同世代でライバルだなと思っている俳優さんは?

山田:プライベートで、宮崎秋人と仲が良くて。同い年で、でも僕よりもずっと前に行っていると思うので、「負けないからな」って本人にも言っています(笑)。ご飯食べに行ったり、遊んでいる時でも演技の話になりますし、僕の舞台を観て感想やアドバイスをくれたりするので、まずは共演するのが自分の中の目標です。

――きっと『黒蝶のサイケデリカ』も観に来てくれるのでしょうね。

山田:きっと来てくれると思います。秋人を驚かせるくらい演じきってみせたいですね。

――今日は楽しいお話をどうもありがとうございました!


黒蝶のサイケデリカ THE STAGE

2016年8月3日(水)~ 8月7日(日) 紀伊國屋ホール
チケット発売中!

山田ジェームス武(緋影役)
藤本かえで(紅百合役)

北村健人(山都役)
八島諒(鴉翅役)
木村敦(鉤翅役)
阿部快征(紋白役)
霜月紫(旅人役)
大塚愛菜(ウサギ役)
平山佳延、村上侑希、染川重樹、山崎あずみ 他