加齢によるシワや表情ジワ、乾燥によるシワ…。目元や額、口元など、冬場は特にシワが気になる季節でもありますね。

一度深いシワになると保湿だけでは戻せないので、早い段階で対策をするといいのです。

シワに良い成分というとコラーゲンやヒアルロン酸が思い浮かびますが、コラーゲンやヒアルロン酸は真皮まで吸収されないので、本当に効果はあるのでしょうか。

皮膚科専門医の安部正敏先生の著書『皮膚科専門医が見た!ざんねんなスキンケア47 細胞科学が教える効果アップの肌ケア法』より、「コラーゲンの本当の話」と「シワを防ぐ4つの方法」についてお伝えしていきます。

コラーゲンを塗ってもシワは消えない!?

肌内部のコラーゲンやヒアルロン酸が減少することがシワの原因。

しかし、いくらスキンケアでコラーゲンやヒアルロン酸を塗っても、ハリが出たり、シワが消えたという実感は少ないですよね。

コラーゲンやヒアルロン酸入りの化粧品を使っている人は多いと思いますが、これらを塗っても、シワが消えたり、薄くなったりすることはありません。

そもそもシワは、皮膚の一番外側の表皮の下にある真皮から刻まれます。

コラーゲンやヒアルロン酸入りの化粧品は、塗ると表皮を通じて真皮まで吸収され、シワなどが改善するという理論のようですが、表皮にはバリア機能があり、ここを通過するのは非常に細かい物質のみです。

出典(『皮膚科専門医が見た!ざんねんなスキンケア47』)

実際にはコラーゲンやヒアルロン酸は分子量が万単位です。

健常な皮膚は分子量が500程度のものしか通過させることができないので、到底そのままでは吸収されないとか。

ただし化粧品によっては、低分子のヒアルロン酸や分解されたコラーゲンが配合され、この場合は表皮レベルで保湿効果をもたらすことは十分にあり、小ジワが保湿効果により改善したように見えることもあるので、コラーゲンやヒアルロン酸配合の化粧品を塗ることが、まったく無意味というわけではありません。

出典(『皮膚科専門医が見た!ざんねんなスキンケア47』)

結論としては、コラーゲンコスメの中には低分子化されたものがあり、こうしたものなら小ジワにのみ効く場合があるということです。

コラーゲンを増やす方法は「ビタミンC」を摂ること

肌のシワやハリ低下が気になったら、食事から肌のコラーゲンを増やすことにも注目してみましょう。鍵は「ビタミンC」です。

コラーゲンを増やす効果的な方法のひとつは、ビタミンCをとることです。

ビタミンCはコラーゲンの三重らせん構造を作る酵素の働きを助け、これによって成熟したコラーゲンが作られるので、コラーゲンの生成にビタミンCは不可欠。

実際、コラーゲンを作り出す線維芽細胞にビタミンC(アスコルビン酸) を与える実験をすると、コラーゲンがどんどん増えます。ですから、ビタミンCが多い食品をとりましょう。

出典(『皮膚科専門医が見た!ざんねんなスキンケア47』)

ビタミンCは食品だけではなかなかたくさん摂れないので、サプリメントも利用すると良いそうです。