4:話を聞いてくれる男友達を好きになった

「夫とのセックスレスに悩んでいて、旧知の男友達に相談していたところ、彼が親身になって聞いてくれて、その瞬間『この人、好きかも』と恋に落ちたような感覚がありました。お酒を飲んでいて、酔っぱらっていたこともありますが(笑)。

それでも、既婚者であるという事実は自分をセーブさせるみたいで、そのときは彼と手をつなぐにとどめました。それ以上進むのはダメな気がして……。

夫との関係がよほど末期になれば、次のステップにいくこともあるかもしれませんが」(33歳/通信)

ふたりの関係性が長くなるにつれて、パートナーの話をあまり聞かなくなる男性は少なくありません。馴れ合いがそうさせるのでしょう。

一方、“外”の男性は自分を女性扱いしてくれて、かつていねいに接してくれる。その違いが恋する気持ちを理由となっていそうです。

恋に落ちた4つのエピソードをご紹介しましたが、いずれも恋に落ちた状態にとどまっただけで、その先へと進んではいません。

やはり自分は既婚者である、夫、あるいは夫と子どもがいるという自覚が、行動を慎重にさせるのだと思います。

それでも、ときめきのあふれる日常は素晴らしい! そう感じさせてくれる事例ではないでしょうか。

フリー編集者・ライター。岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。