ちなみに原画展を訪れる客層が気になったのでスタッフの方に訊いてみた。てっきり主人公と同じような世代の男性が多いと思いきや、若い人からお年寄りまで、性別も含めて千差万別、まさに老若男女がこの『孤独のグルメ』原画展を見に訪れるという。ドラマ化された影響もさることながら、原作・作画とも超一流のクリエイターがタッグを組み、人間のもつ根源的な“食”という欲求を丁寧に、ひたすら真摯に描き続けた姿勢が多くのファンを惹きつけるのだろう、とも思う。

 

なお、図書館2階の閲覧室では今回の企画と連動して、谷口氏の手がけた多くの作品を読むことが可能。『孤独のグルメ』に関しては新旧両方のバージョンが並んで置かれている。明治大学の関係者でなくても受付で300円を支払って身分証を提示すれば1日利用できるので、原画展を見て谷口ジローの世界にハマった人はぜひ活用していただきたい。

■イベント情報
主な展示品
・原画   約150点
・関連資料 約200点
・関連上映 テレビドラマ「孤独のグルメ」プロモーション映像
 展示品リスト
※ 2階閲覧室で谷口氏の単行本等関連資料をご覧になれます。
※ 開期中4回の展示替えを行います。
・第一期:6/1(金)-7/2(月)
・第二期:7/6(金)-7/30(月)
・第三期:8/3(金)-8/25(土)
・第四期:8/31(金)-9/30(日)

会場:米沢嘉博記念図書館1階展示コーナー(〒101-8301 東京都千代田区猿楽町1-7-1)
期間:2012年6月1日(金)~9月30日(日)月/金=14:00~20:00 土/日/祝=12:00~18:00
休館日:毎週火・水・木曜 (祝日開館)、8月26日(日)・27日(月)
※ 特別整理などで休館する場合があります。当館ウェブサイト、または開館日に電話にてご確認ください。

■関連リンク
米沢嘉博記念図書館 『孤独のグルメ』谷口ジロー原画展
[http://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/exh-jiro_taniguchi.html]

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関連リサーチ
ドラマ版『孤独のグルメ』食べてみたいメニューはどれ? [http://ure.pia.co.jp/articles/-/6904

パソコン誌の編集者を経てフリーランス。執筆範囲はエンタメから法律、IT、教育、裏社会、ソシャゲまで硬軟いろいろ。最近の関心はダイエット、アンチエイジング。ねこだいすき。