テク2. 自信満々キャラからの弱音

自信ナシも可愛いですが「普通で自信満々」という点がいいのです。イケメンで自信満々では、ただのイヤミなヤツ。

「フツメンで弱音は頼りない男。そういう男は嫌われます。自信がある中でふっと見せる弱さがいいそうです。母性本能というか『自分の出番!』と思うのでは」

前出のAさんはイケメンではないので「イケメンに生まれたかった」と言うと必ず「そんなことない!ステキだから大丈夫」と慰めてくれるとか。

しかし「ちっともイケメンがうらやましいと思ってない」とのこと。

男同士の世界では外見より能力が大事で、それにコンプレックスを抱くものですが、女向けに「僕のコンプレックスは外見」と言う。女性からすれば「外見のコンプレックス」は痛いほどわかるから、それを狙っているのでしょうね。

「自分にしか見せないコンプレックス」を打ち明けられる、特別な存在。女性に分かってもらえる確率は高いですが、その反面情けない男と思われてしまうので、そのさじ加減がうまいのでしょう。

テク3. 「好きです」と直球の一言

「理由はない、好きなんだ」のような直球のセリフはグッときます。「やらせて」に似ていますが、ロマンチスト女子ならこちらのほうが効くでしょう。

また、セクシー系女子も「やらせて」ではなく「好きなんだ」のほうが言われ慣れない言葉のため、効くそうです。

会話が途切れた一瞬に「好きです」と突然言うんですって。うーん、文字にすると陳腐ですが、その場ならクラッと来てしまいそう。

クセがなく上品で白身魚みたいな感じ。そんなギラギラしない外見を利用する男。いままでイケメンに隠れてモテませんでしたが、いろいろ学習し「満を持した」のでしょう。

なぜなら、女性は自分の年齢が上がるにつれ、男性を顔オンリーでは選ばなくなってくるから。

見た目は「清潔で雰囲気がいい(中の中~中の上の)フツメン」でよく、選ぶのは中身や能力重視になってきます。

ですからそこで、普通系アピールのフツメンが勝つというわけ。

いかがでしたか。こんな風に口説かれてもいやらしさを感じないのは、これぞ普通マジック!

気をつけたいのは、これらの言葉はあわよくばエッチしたいときの言葉です。

でも、彼らに上手く落とされたとしても、フツメンならばスムーズに付き合えるような気もしますね。

たえなかすず:歌人。短歌を詠むことが好き。ブラブラとOL時代を送ったあと結婚し、二人の娘の母になった恋愛コラムニスト。他恋愛サイトでも連載中。昭和マニアなのでいつも昔に思いをはせています。恋愛の話と面白いネタに食いつきます。趣味は映画観賞とマラソン。