子どもを褒めて伸ばしたい、と思っている親御さんは多いですよね。

しかし、ただ単に褒めればいいわけではないようです。

「やる気を高めるほめ方には、大切なコツがあります」。そう語るのは、脳研究の国内第一人者であり、東北大学加齢医学研究所の川島隆太教授。

川島教授の著書『頭のよい子に育てるために3歳から15歳のあいだに今すぐ絶対やるべきこと』は、最新の脳科学研究をもとに、子どもの脳発達にとって、いい習慣を紹介する一冊。

今回は本書の中から、子どものやる気が高まるほめ方をお届けします。今間違ったやり方をしていないか、チェックしながら読み進めてみてください。

1:ほめることで子どものやる気はアップする

まずは、子どものやる気を高めるためのヒントとなる脳の働きについて知っておきましょう。

人間が会話を交わすときには、言語を司る左側の脳だけでなく、内発的動機に関わる前頭前野の右側も働くそうです。

内発的動機とは、子どもが「面白いから勉強する」「分からないことを知りたいから調べたい」など、モチベーションを上げる要因が内側にあること。学習することそのものを、報酬と感じる状態だそうです。

子どもの学力向上には「積極的に学ぶ態度」が大きく影響しており、こうした態度は内発的意欲から生まれるといいます。

ほめる声かけをすると、前頭前野の右側を含めて脳がとても強く反応するそうです。つまり、ほめることで子どものやる気が伸びるということが、科学的にも証明されているということ。

そうなると「どんどんほめていこう!」と思ってしまいますが、子どもの意欲を高めるには、ほめるタイミングも重要になるそうですよ。

2:時間をおいて、ほめるのはNG

宿題を終えた子どもが、「できたよ。ママ見て〜」なんて言ってくることはありませんか?時には、手が離せずに「ごめん、あとでね」と言ってしまうこともあるのではないでしょうか。

例えば、母親が「今片付けをしているからちょっと待って」と答え、片付けが終わってから宿題をチェックし「ちゃんとできてるね」と子どもに言ったとします。

実はこれでは褒めたことにはならず、子どもに声をかけただけとなってしまうそうです。

このシチュエーションであれば、子どもが「宿題終わったよ」と言った時点ですぐに手を止めて「ちゃんとやれたね、すごいね」とほめることが大切になるとのこと。

そうすると、子どもの脳では強い反応が起き、やる気がぐっと上がるといいます。

忙しい時でも、「その場ですぐほめること」を心がけるようにしたいですね。

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