飯能市のグランピング施設「ノーラ名栗」

フィンランド式のアウトドアサウナやグランピング、北欧風の手ぶらBBQ、音楽などの各種イベントを楽しめる複合施設「ノーラ名栗(Nolla naguri)」内の「SAUNA CLUB(サウナクラブ)」は、2020年8月のオープンから1年が経過したことを受け、今年8月1日からプラン料金を一新した。既に8月分に予約はわずかとなっている。

従来は、テントサイズ中は午前と午後の2部制(3時間貸し切り)または1日利用の2通り、テントサイズ大は1日貸し切りの3つのプランで展開していたが、「テントサウナ 1日貸切満喫プラン」のみに変更。平日8000円(追加1人ごとに2000円)、休日1万円(追加1ごとに2500円)に値下げした。利用は小学生以上に限る。なお、新プランでは、テントサウナは利用者自身で設営する。

また、施設内のフードスタンドで、サウナの合間や後に楽しんでほしい“サ飯”として、スウェーデンで家庭の味として親しまれているピッティパンナをアレンジした栄養たっぷりのどんぶり「ピッティパンナオーバーライス」を販売する。SAUNA CLUBオリジナルグッズのレンタル・販売も始める。夏季のサウナ利用可能時間は10時~16時。

所在地は埼玉県飯能市下名栗607-1。アクセスは、西武池袋線「飯能駅」下車、路線バスで約41分。併設するグランピングエリアの宿泊料は1人1泊1万5000円~2万4000円。宿泊者にはSAUNA CLUBの無料利用券がつく。

ノーラ名栗のサウナクラブやグランピング施設は、ワンダーワンダラーズが指定管理者として運営している。開業にあたり、飯能市の一般財源のほか、地方創生拠点整備交付金・地方創生推進交付金が活用されている。アウトドアサウナやグランピングは地方創生の切り札として期待されているともいえるだろう。

グランピング施設は、全国各地で新規にオープン。従来の公共キャンプ場と比較してキャンプ初心者でも利用しやすく、新しい余暇の楽しみ方として注目されている。