有機ELテレビ市場は2019年比で販売台数が2倍以上に拡大している。家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」で明らかとなった。

19年1月を「100.0」とした有機ELテレビの販売台数指数は、21年8月に「220.3」と倍以上に拡大。年を追うごとに販売台数は伸びており、消費増税の影響で販売台数が急増した19年9月と比較した20年9月を除き、全ての月で前年同月を上回っている。特に、20年12月は「367.7」、21年6月は「332.0」、7月は「360.0」と、3倍以上の指数を示した。

市場拡大の要因としては、シャープが新規参入したりメーカー各社が48型を発売したりとニーズの高まりに応じてラインアップが広がったことが考えられる。平均単価は19年1月時点の26万円から、21年8月には21万7000円と4万円以上下落。価格がこなれてきたことも、勢いを後押ししている。

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。

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