年賀状の時期になると「ああ、文字が上手だったら、宛名書きも躊躇しなくていいのに…」などと思ったことはないでしょうか。で、年賀状を受け取ったときと、お年玉くじの当選確認のときに思い出して、1年間忘れる。私もそのクチです。今シーズンも案の定、忘れては思い出し、を繰り返していましたが、その繰り返しにそろそろ疲れてきたため、一念発起。ボールペン字講座を選ぶべく、情報を整理して比較することにしました。
■老舗の「美子ちゃん」は通学講座も完備!
「ボールペン字」「ペン字」と聞いて、真っ先に「日ペンの美子ちゃん」が思い浮かぶ方は、きっと30~40歳代。美子ちゃんの初登場は1972年と、40年以上前にもなります。現在の美子ちゃんは5代目で、容姿もすっかり現代風に。その「美子ちゃん」で知られるのが学文社の「ボールペン習字講座」です。
受講料は一括払いで27,900円、15回分割で月々2,000円(初回のみ2,201円で、合計支払額は30,201円)。教材は「基本編」5冊と「実用編」2冊のテキスト7冊と、2冊のトレーニングブック(練習帳)。標準受講期間は6カ月で、12回の添削指導が含まれています。6カ月で12回の添削指導となると、単純計算で約2週間に1度のペースで添削テストを送ることになりますが、6カ月間は無料で受講期間を延長可能。つなり最大で12カ月間受講でき、ゆっくりとしたペースでも続けられるよう配慮されています。
習得の流れは、まず文章の約7割を占める「ひらがな」の練習からスタートし、漢字の基本となる「楷書」、柔らかい印象を与える「行書」の順にテキストが進みます。
学文社独自の特長は、通学講座が用意されている点です。早稲田にある「がくぶん総合教育センター」にて、週1回2時間の授業を受けられます(毎週金曜日の10時~12時)。「速習ペン習字通学講座」の入学金は3800円、受講料は31,000円、期間は4カ月です。自宅では気が散ってしまい集中しづらい人は、通学講座という選択肢も視野に入れるといいかもしれませんね。