LED電球の市場は、大掃除期の12月と年明けの1月に販売数量が増える季節変動を示す。家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」を使い、2020年7月以降のメーカー別販売数量シェアの推移をみていく。
LED電球市場におけるメーカー参入数は約80社だが、メーカー別販売数量シェアの上位5社で市場の9割程を占めている。上位メーカーの動向をみると、アイリスオーヤマは2割から3割台半ばのシェアで、2位以下を突き放し首位を独走している。パナソニックは20年8月、首位のアイリスオーヤマに0.8ポイント差まで迫ったが、直近では20%を下回りそうな状況だ。NVC Lighting Japanもシェアを下げつつあるが、10%台後半で推移している。朝日電器は21年10月に入るとシェアを4ポイント伸ばして4位に浮上した後、10%台を維持。着実にシェアを伸ばしているオーム電機も10%台に迫りつつあり、朝日電器とオーム電機の間でも順位の入れ替えが起こるかもしれない。
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
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