全国のベーカリーからパンをお取り寄せできるモール型のECサイト「ぱん結び」

日本には数多くのパンの名店があるが、遠くのパン屋に出向くのには時間とお金がかかる。「ぱん結び」は全国のベーカリーからパンをお取り寄せできるモール型のECサイト。数多くの店から好みのパンのお取り寄せが可能だ。パン好きならぜひチェックしたいサービスといえる。

全国約30店舗のベーカリーのパンがお取り寄せ可能なECサイト

ぱん結びはカネカ食品が運営するモール型ECサイト。日本全国のベーカリーが出店している。北海道から九州まで約30店舗があり、遠方に住んでいても名店の味を気軽に堪能できる。カネカ食品は新型コロナウイルスの影響で店舗営業時間が短縮されたり、消費者が外出する機会が減ったりするなか、全国のベーカリーとパンが好きな消費者をつなぐ目的でぱん結びを開設したという。

焼きたてパンをすぐに冷凍し発送

ぱん結びのサービスでは、各ベーカリーが焼きたてのパンをすぐに冷凍し、発送してくれる。このため、おいしさが保たれた状態で届く上に、届いたらすぐに食べなくてはならないという制約もない。

冷凍されたパンはトースターで3分加熱し、そのまま7分間余熱で温めればすぐにおいしく食べられるという。また、自然解凍のみでも食べられる。自然解凍してからトースターで焼けばさらにおいしいそうだ。

ぱん結びオリジナルセットや限定商品で自慢の味を堪能

ぱん結びではおすすめのパンを余すことなく楽しんでもらうため、各店がオリジナルセットを用意している。オリジナルセットには定番や人気商品が入っているため、なぜ名店と呼ばれているかがわかるだろう。また、ぱん結び限定商品も用意されるため、すでに食べたことがある店でも新たな発見があるかもしれない。

お届け日時が指定可能

商品はヤマト運輸で配送され、お届け日時の指定ができる。商品ごとに指定できる日が異なるものの、あらかじめ届く日時がわかるのはうれしい。また、注文ごとに届け先を変えることもできるため、家族や友人などへのプレゼントとしても利用可能だ。パン好きの人へのプレゼントにピッタリといえるだろう。

「ぱん結び」を利用する際の注意点

魅力的なぱん結びのサービスだが、注意点もある。

クール便の送料が必要

ぱん結びは宅配便を使ってパンを届けるため、商品代金とは別に送料が必要となる。さらに、冷凍で届くためクール便の代金が必要であり、送料を割高に感じるかもしれない。できるだけ送料を抑える場合は一度に多くのパンを注文するなど、工夫するといいだろう。

違う店舗のパンはまとめて発送できない

ぱん結びのパンはそれぞれのベーカリーが個別に発送する。このため、送料節約のために複数の店舗のパンをまとめ買いしても、送料は店ごとに個別にかかるのだ。また、送料は全国一律ではなく、ベーカリーの住所と配送先の住所によって個別に決まる。遠方のベーカリーほど割高な送料になる。

支払いはクレジットカードのみ

ぱん結びの支払いはクレジットカードのみとなっており、銀行やコンビニ振り込み、各種電子マネーは今のところ利用できない。クレジットカードを持っていない人は注意してほしい。また、支払い回数は一括のみ利用できる。

人気のパンは売り切れのことも

ぱん結びに出店しているベーカリーは必ずしも大量生産しているわけではなく、また、通常の店舗営業もおこなっている。このため、1日に届けることができる商品の数が限られており、売り切れとなることもあり得るという。在庫は毎日0時ごろに次の日付分が追加されるため、狙っている商品があるならこのタイミングでの注文がおすすめだ。

自分用だけでなくプレゼントにも最適

全国のおいしいパンを自宅から注文できるぱん結びは、パン好きにはたまらないサービスといえる。また、焼きたてを冷凍したものが届くため、たくさん買っても食べるタイミングを自分で調整できるのもありがたいポイントだ。遠方でなかなか訪れられないベーカリーの味を自分で楽しむのはもちろん、遠方の家族や友人に地元の名店の味を届けるのにもよさそうだ。新型コロナウイルスの影響で外出がままならないなか、このようなサービスを利用して食にメリハリを付けてみよう。(ライター・ハウザー)