中小・小規模事業者は最大20%還元で非常にお得だ
神奈川県は、2021年10月25日に開始し、終了日を3カ月延期した「神奈川県キャッシュレス・消費喚起事業 総額70億円還元キャンペーン」について、まもなく予算到達・還元終了する見込みだと発表した。
神奈川県内のかながわPay加盟店に掲出されたコードを「かながわPayアプリ」で読み取って連携する5つのいずれかのスマートフォン決済サービス(au PAY、d払い、はまPay、LINE Pay、楽天ペイ)で支払うと、決済額の10%(大企業)または20%(中小企業・小規模事業者)の期間限定ポイントが付与される仕組みで、付与する期間限定ポイント(還元分)は5月31日まで利用できる。
昨年12月23日に、かながわPayアプリユーザー1人につき最大1万ポイント還元から3万ポイント還元に引き上げた。さらに、いったん打ち切った加盟店の追加募集を行い、ヤマダデンキ(登録名はテックランド)なども新規に加盟店となっていた。
かながわPayは、神奈川県内に買い物に行ける、au PAY/d払い/楽天ペイ(アプリ決済)などの既存ユーザーなら非常にお得だったが、アプリのUIにやや難があり、期間延長・還元上限引き上げ・加盟店追加募集といったテコ入れが入ったことから、自治体が実施するキャッシュレス還元キャンペーンの課題も浮き彫りにする結果となった。(BCN・嵯峨野 芙美)
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