火気使用に関する有料化実証実験を行う飯能河原

奥むさし飯能観光協会と飯能市は、河川管理者である埼玉県と連携し、埼玉県飯能市の「飯能河原」で、初の有料化実証実験を4月21日~5月8日に実施する。バーベキュー(BBQ)目的の利用は有料、川遊びなどは引き続き無料となり、河原本来の姿に戻すとともに、利用料収入をもとに地域資源としての保全や美化に向けた取り組みを本格化する。

飯能河原は、一部の情報サイトで「駅から徒歩で行ける無料BBQ場」「河原BBQの聖地」などと紹介されている観光スポット。アクセスは、西武池袋線飯能駅 北口から徒歩約15分、自動車の場合は圏央道 青梅ICから約10キロ。専用駐車場はないが、付近の民間駐車場を利用できる。

今回の火気使用に関する有料化実証実験による有料化エリア(BBQエリア)の利用料金は1人1000円で、現地で現金で支払う。小学生以下は無料。ただし、利用人数にはカウントする。

予約は、奥むさし飯能観光協会の専用フォームからオンライン申込のみで、期限は利用予定日の5日前まで。予約を申し込んだ日から3日後を目安にSMSで予約確定を通知する。1日あたりの利用人数は50枠(1枠あたり最大6人×最大3枠の計18人まで1グループとして予約可)で、空き枠がある場合は当日予約を受け付ける。利用時間は9時~17時、最終入場14時。原則18時以降の夜間は閉鎖。

親水エリア、有料化エリアではテントの設置が可能で、有料化エリアに限り、BBQ、焚火、バーナー、ホットプレートなどの調理家電を用いた調理や飲食が可能になる。火気使用禁止となる親水エリアでも、電気ケトルや小型バーナーを使用してインスタント食品・コーヒーなどにお湯を注ぐ行為は可能。また、有料化エリア利用者に対し、入場時にごみ袋を配布して有料化エリアの利用に伴い発生したごみを回収するほか、親水エリア利用者に対しても有料(500円)でごみを回収する。