「全国旅行支援」と連動して実施する「平日にもう一泊」キャンペーンのロゴ

観光庁は10月11日から「全国旅行支援」の実施を決定した。合わせて同日から休・祝日への旅行の集中を避け、平日に分散するための「平日にもう一泊」キャンペーンを実施する。いずれも9月26日に発表した。

旅行需要の平準化狙う「平日にもう一泊」キャンペーン

全国を対象とした観光需要喚起策である「全国旅行支援」は、10月11日~12月下旬まで実施する。

割引率は40%。割引上限額は、鉄道、バス、タクシー・ハイヤー、航空、フェリーなどの交通付旅行商品で1泊当たり一人8000円。それ以外は5000円となる。

クーポン券は平日3000円で、休日は1000円が支援される。

9月30日までの期限が多く、現在実施中の県民割支援の実施期間は、10月10日宿泊分(10月11日チェックアウト分)まで延長する。

観光庁は、全国旅行支援の実施に合わせて10月11日~2023年度末まで、「平日にもう一泊」キャンペーンを開始する。休日や祝日に集中しやすい旅行需要を平日に分散し、平準化するのが狙い。

観光関連事業者と連携しながら、「お得に泊まって、日本も元気に!」という統一キャッチコピーとキャンペーンロゴを展開し、平日旅行の普及啓発に取り組む。

キャンペーンの開始に向けて観光庁では特設サイトを設けて、平日向け旅行商品の情報を一元的にまとめて発信する予定。