ASUSがマザーボード、グラフィックボードの2カテゴリで、2023年上半期(1月~6月の合算)のメーカー別販売台数シェアNo.1を獲得した。マザーボードの年間シェアでは首位が定位置の同社だが、今年の折り返し地点ではグラフィックボードでも首位を走っている。家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」で明らかになった。

ASUSは、23年上半期のマザーボード市場で38.3%のシェアを獲得し首位。2位ASRockに5.1ポイント差をつけた。1月から6月まで毎月1位を継続。マザーボードの年間首位を18年守っているだけに安定感がある。勢いは今年も衰えていない。

グラフィックボード市場でもASUSは26.7%のシェアで上半期No.1を獲得。2位のMSIを1.9ポイント上回った。年間シェアでは4年連続でMSIが首位を守っており、ASUSが年間でも首位を奪取できるかに注目だ。上半期No.1の原動力になったのは21年6月発売ながら現在も売れ筋の「DUAL-RTX3060-O12G-V2」。そのほか、23年1月発売の「TUF-RTX4070TI-12G-GAMING」や「DUAL-RTX3060TI-O8GD6X」といった新製品も貢献した。

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。