PCカメラ 接続方式別販売数量構成比推移
USBやIEEE802.11n(以下、.11nと表記)でパソコンやネットワークに接続できるPCカメラの市場において、.11n接続の販売数量構成比が増加。6割に達していることが、家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」で明らかとなった。
2023年2月1週から25週間のPCカメラ市場における接続方式別の販売数量構成比を算出した。すると、4月4週(04/24-04/30)に.11n接続の構成比がUSB接続の比率を上回ったことが分かった。それまではUSB接続が5割近い構成比で推移していたが、4月4週以降競り合う形で推移。7月2週(07/10-07/16)に.11n接続の構成比が68.9%に達し、USB接続を大きく突き放す恰好となった。翌週も.11n接続の構成比は58.8%と高い比率で推移している。
USB接続のPCカメラは主にパソコンに接続し、在宅勤務やオンライン授業の際に利用することを想定した製品が多い。一方、.11n接続のPCカメラは、家庭内ネットワークとダイレクトに接続できるため、ペットや子どもを見守るためのカメラが大半を占める。
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
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