イタリア・ナポリのおつまみ「ゼッポリーニ」のおやき風。おやつにもアテにも

関西の人気シェフに、忙しいときでも短時間で簡単で作れるレシピを教えていただきました。プロならではの一工夫があって、満足感もたっぷり。

今回教えていただいたのは、大阪・中之島『お好み焼 パセミヤ』の中川善夫シェフです。

「ゼッポリーニ」とはイタリア・ナポリのおつまみで、ピザ生地に青のりなど磯が香る海藻を混ぜて揚げたもの。こねたり寝かせたり…ひと手間かかるピザ生地を揚げる代わりに、長芋やだしを混ぜた生地をおやきのように焼いていきます(お好み焼き粉でも代用可)。「店のメニューのお好み焼きを試作しているとき、生地の味見をしながら思いついたんです」と中川シェフ。

混ぜてフライパンで焼くだけです。だしや青のりが香ばしく、モチモチ。今の暑い時季はスパークリングワインと合わせるのがおすすめ。アテとして、おやつとしてもどうぞ!

「ゼッポリーニ」のおやき風

【材料】(1人分)

〈A〉

小麦粉…100g

長芋(すり下ろし)…少量

ベーキングパウダー…ひとつまみ

(上記は市販のお好み焼き粉でも代用可)

だし…100?

〈B〉

青のり、塩、オリーブ油…各適量

サラダ油…適量

【作り方】

1.小麦粉はふるいにかけ、〈A〉を混ぜる。焼く直前まで冷蔵保存しておく。

2.サラダ油を熱したフライパンに、スプーンで1を適量すくい、握りこぶし大にのばす。

3.中火で3分ほど焼いたところでひっくり返し、弱火にしてゆっくり中まで加熱する。

4.ひと口大に切り、〈B〉を上からかけていただく。

~中川シェフより~

モチモチ感をupさせたければ、生地に炭酸水を少量加えるのも吉。好みでだしを中華風にしてもいいし、最後に桜エビを散らすのも美味…と、凝り出したらキリがなく、いろんなバリエーションが楽しめますよ!

『お好み焼 パセミヤ』は、大阪・豊中で40年以上愛されたお好み焼き屋。現在の中之島に移転してからは、中川善夫さんと姉・チエさんの姉弟で営んでいます。お好み焼きのほか、ワインも充実。厳選した素材とスパイスを使ったアテになるセットメニューもあり、前菜や煮込み料理を味わうことができます(前日までの予約が必要)。

『お好み焼 パセミヤ』

住所/大阪市北区中之島3-3-23 中之島ダイビル3F

※こちらの記事は、関西の食のwebマガジン「あまから手帖Online」がお届けしています。

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