Lightningケーブル メーカー別販売数量シェア(2023年8月)
先日発表になったiPhone 15シリーズは、LightningからUSB-Cにコネクタが切り替わった。そこで、家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」を使い、モバイル機器ケーブル市場におけるLightningケーブルの販売状況を調べた。
スマートフォンやタブレット端末などに接続して利用するケーブルをBCNではモバイル機器ケーブルとして集計している。同市場の69.9%をLightningケーブルが占め、アップルのみならず周辺機器メーカーも同ケーブルを取り扱う。2023年8月のデータを使い、販売実績があったメーカー数をカウントすると、83社も存在した。トップシェアはエレコムの54.0%、以下、多摩電子工業の18.0%、アップルの9.8%と続く。
Lightningケーブルはほとんどが充電やデータ伝送用の製品。今後Lightningケーブルの需要が急に動かなくなることはないが、徐々に販売数は減少していく。モバイル機器ケーブル市場の7割近くを占めるケーブルが、共用できるUSB-Cケーブルに切り替わることで、市場規模が縮小することは避けられない。
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
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