長崎・ハウステンボスに昨年夏、誕生した「ハウステンボス歌劇団」。元・宝塚歌劇団や、元・OSK日本歌劇団出身者を中心に、一般からのオーディションも経て選ばれたメンバー26人で構成。デビュー以来、ハウステンボスの噴水広場ステージで本格的な歌やダンスを披露してきたが、いよいよ1月11日(土)、初の本格劇場「MUSE HALL(ミューズホール)」がパーク内にオープンする。その、こけら落とし公演の制作発表が1月8日に福岡市内で行われた。
新劇場は、客席数252席。客席となる1Fは吹き抜け設計。ハウステンボスの景観と自然光を存分に活かした作りとなっている。こけら落とし公演は、日舞レビュー『今様Konyou~祝い舞』と、洋舞レビュー『LOVE EMOTION~ラヴ エモーション』の豪華2本立て。日舞ショーでは、ハウステンボスの紋付き袴なども登場。洋舞では映画のミュージカルナンバーやパワー溢れるラインダンスも披露し、こけら落としにふさわしい華やかなステージを展開する。今後も新作を続々展開予定で、「バラが美しいシーズンには、バラをモチーフにした作品なども考えていきたい」とプロデューサーの坂本和子が語るように、季節のイベントに合わせた作品などもお目見えしそうだ。
「楽屋から劇場まで、舞台衣装のままで移動しますので、その間に場内のお客様とたくさん触れ合えるのが『ハウステンボス歌劇団』の特徴。お客様との出会いを大切に、オンリーワンの歌劇団として九州から世界に羽ばたいていきたい」と、男役トップである優雅(元・研ルイス)も今後の展望に意欲的。また、今年5月には「ハウステンボス歌劇学院」も開校予定で、団員の育成にも力を注ぐことが発表された。九州・長崎発の歌劇団が、日本全国へ、そして世界へ新たな感動を発信していく。
ハウステンボス歌劇団の公演日、公演時間など詳しくは公式HPまで(観覧は無料/要ハウステンボス入場料)。ハウステンボス各種チケットは発売中。