「新NISA」に関する調査、新NISAの認知率は約6割で20代・30代の利用意向の高さが明らかに

ロイヤリティ マーケティングは11月21日に、同社の運営する共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」会員のうち、「Pontaリサーチ」への会員登録を行っている20~60代の男女を対象に実施した、「新NISA制度に関する調査」の結果を発表した。同調査は、10月2~4日の期間に行われ、1000名から有効回答を得ている。

新NISAで投資予定の月額は「10万円」が21.3%でトップ

調査対象者に、2024年から始まる「新NISA」について知っているかを尋ねたところ、認知率は60.9%だった。

新NISAについて「知っている」と答えた人に、新NISAの利用予定を尋ねた質問では、「利用予定がある」という回答が36.9%に達しており、現在NISAを利用しているでは70.1%を占めている。一方で、現在NISAを利用していない人の利用予定は12.1%に留まり、半数超が「未定」と回答した。

新NISAの利用予定を年代別でみると、20代と30代の約半数が「新NISAの利用予定がある」と答えている。

新NISAの「利用予定がある」と回答した人に、投資予定月額を尋ねたところ、「10万円」(21.3%)がもっとも多く、非課税で投資できる限度月額に相当する10万円(年間非課税投資枠120万円)を投資したいという意向がうかがえる。

新NISAについて「利用予定がある」または「未定」と答えた人に、新NISAに対する懸念点を尋ねた質問(複数回答)では、NISA利用者は「特になし」(54.2%)が最多だったのに対して、NISA非利用者では「利用方法が難しそう」(46.6%)がもっとも多い。

現在、NISAを利用しているかを尋ねたところ、利用率は27.8%で、「NISA口座を開設したが投資をしていない」(14.8%)という回答もみられた。年代別では、20代で「NISA口座を開設したが投資をしていない」(21.0%)が他の年代よりも高い。

「NISA口座を開設したが投資をしていない」と答えた人に、その理由を尋ねた質問(複数回答)では、「キャッシュバックなどのキャンペーンが目当てだったため」(32.4%)が最多となった。