25回目を迎える「BCN AWARD 2024」は1月22日発表予定

毎年1月にBCNが発表する「BCN AWARD」に関する情報を先出していく連載「【BCN AWARD 2024】カウントダウン」。第4回は、1月22日に発表予定の「BCN AWARD 2024」で表彰対象となる111の部門のうち、ソフトウェアの注目部門を紹介しよう。

2023年のNo.1メーカーが実売データで決定!

「BCN AWARD」は、家電量販店などから集計している実売データ(POSデータ)をもとに、部門(ジャンル)ごとに年間販売数量累計1位の企業を表彰する制度。前年の実績をもとに表彰するため、「BCN AWARD 2024」の対象期間は23年1月1日~12月31日となる。

ソフトウェア部門は、「ビジネスソフト部門」と「PCゲームソフト」に分かれる。どちらも原則PC向けだが、PC版ソフトを購入すると、スマートフォン(スマホ)/タブレット端末向けのモバイルアプリを利用できるライセンス形態もある。

PCゲームソフトの上位には、近年、PC版とコンソール版(家庭用ゲーム機版)の両方を手がけるメーカーが並び、コンソール版しかプレイしないユーザーでも、メーカー名だけで、PCゲームでどのタイトルが人気を集めているか分かるだろう。

メインのビジネスソフトは、業務用途の分類を踏襲しているため、分かりにくいと感じる人が多いかもしれない。「OS」はアップルが「Mac OS X Lion」を最後にMac向けOSの単体パッケージの販売を終了して以来、マイクロソフトの独壇場が続いている。

「統合ソフト」は、いわゆるオフィス統合ソフトを指し、「ワープロ・エディタソフト」「表計算・グラフソフト」「プレゼンテーションソフト」はオフィス統合ソフトに含まれる各ソフトの単体版を集計対象としている。

「文書管理ソフト」はいわゆるPDFソフト、「サウンド関連ソフト」は音声合成ソフトがメインとなり、「ユーティリティソフト」には音声読み上げソフトも集計対象に含まれる。また、「トレーニングソフト」は「筋トレ」のガイドなどではなく、キーボードを使った文字入力(タイピング)練習ソフトとなる。最近はスマホばかり使っていてPCはほとんど使っていない人、スマホやタブレットの操作性に不満のある人は、キーボードとマウスで操作するPCを使ってみてはいかがだろうか。タイピングの不安は「トレーニングソフト」を買って解消しよう。

実売データ提供販売店(23年12月現在)はアマゾン・ジャパン、エクスプライス、エディオン、NTTドコモ、ケーズホールディングス、玉光堂、コジマ、サンキュー、サードウェーブ、上新電機、ストリーム、ソフマップ、ZOA、ナニワ商会、ビックカメラ、ピーシーデポコーポレーション、三星カメラ、ムラウチドットコム、ユニットコム、楽天ブックス、綿半ドットコム(50音順)。

次回、連載第5回では、発表直前先出し情報をお届けする予定。