子育て世帯の街の住みここち 自治体ランキング<首都圏版>」の1位は東京都中央区

大東建託は2月7日に「子育て世帯の街の住みここちランキング2023<首都圏版>」を発表した。駅ランキングと自治体ランキングに分かれ、自治体ランキングは、既婚で、子どもがいる世帯の回答者50人以上の自治体のみを集計対象とし、東京・神奈川・埼玉・千葉から103自治体がランクイン。今回は、春の引っ越しシーズンに先立ち、このランキングのトップ10と、記者が気になった自治体を紹介していこう。

1位は3年連続で東京都中央区 総合ランキングでも1位と高い支持を集める

首都圏の駅・自治体を対象とした総合ランキングは、23年5月に「街の住みここちランキング2023<首都圏版>」として発表済み。前回掲載した<首都圏エリア1位から373位まで公開! 「いい部屋ネット 子育て世帯の街の住みここちランキング」駅ランキング>と同様、評点は、今住んでいる街への評価について、大変満足している:100点、満足している:75点、どちらでもない:50点、不満である:25点、大変不満である:0点とした場合の平均値となる。

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「子育て世帯の街の住みここち 自治体ランキング<首都圏版>」の1位は、総合ランキングでも1位の東京都中央区。今回で「子育て世帯」では3年連続トップとなった。評点は77.0。居住者からは「とにかく治安が良く生活環境が整っており小さな子どもを育てる環境としては申し分ない」といったコメントが寄せられた。

2位は東京都武蔵野市で、昨年4位から順位を二つ上げた。評点は76.4。総合ランキングでも3位にランクインしており、世代を問わず支持されている。

3位は埼玉県さいたま市浦和区で、2年連続トップ3入り。評点は76.1。4位は東京都目黒区、5位は千葉県印西市、6位は神奈川県横浜市西区、7位は神奈川県横浜市西区都筑区、8位は千葉県浦安市、9位は東京都港区、10位は東京都三鷹市と続く。

11位には神奈川県足柄上郡開成町、13位には神奈川県中郡大磯町が初めてランクイン。90位以下ながら、神奈川県横浜市緑区(90位)、東京都狛江市(92位)、埼玉県川越市(95位)なども今年初めてランキングに入った。

なお、総合ランキングでは圏外だが、「いい部屋ネット 子育て世帯の街の住みここちランキング」で103位までに食い込んだ自治体は、埼玉県飯能市(89位)、埼玉県鴻巣市(91位)、千葉県四街道市(93位)の3市と、今年初めてランクインした埼玉県比企郡滑川町(94位)のみ。駅ランキングとは異なり、子育て世代の評点だけが高いという傾向は見受けられないようだ。

「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2023」では、ほかにもさまざまな角度から街(駅)・自治体のランキングを公開している。(BCN・嵯峨野 芙美)