全国の大学病院における産婦人科製品総合シェア第1位(※1)の医療メーカーである大衛株式会社(本社:大阪市都島区、代表取締役社長:加藤優)は、この度全国の助産師228人に向けて、アンケート調査を行いました。3月5日は「産後ケアの日」であり、妊産婦さんから助産師への相談ランキングを公開します。 ※1 2023年自社調べ。産科総合シェアとはお産セット、分娩キットの合計採用数を元に算出。



大衛は、全国の病院に「アメジスト」ブランドをはじめとした産婦人科領域の製品を販売するとともに、近年はコンシューマー向けプロダクトも強化しています。本調査は、大衛が全国に現在約37,000人いる(※2)の助産師のうち228人に独自調査(※3)を実施し、助産師の考え方や知見を聞いたものです。

※2 厚労省発表「令和2年衛生行政報告例」より

「助産師が実際に妊婦さんによく聞かれる質問ランキング」旅行はおすすめしない助産師が多数



このランキングは「産前に妊婦さんに一番よく聞かれる質問」について、割合が多かった5位までを示したものです。選択肢は11個ありましたが結果はばらけ、1位の選択肢でも約25%にとどまりました。妊婦の悩みは人それぞれであり、そのため助産師さんへの質問も多岐にわたるのではないでしょうか。
一方、助産師のアドバイスを見ると、1位の「旅行に行ってもいいか」については、過半数を超える助産師が基本的におすすめしないと回答。「自己責任」という回答もある一方「医師の許可があればいいと思いますが、基本的には許可しない」といった意見も見られました。また、産前に旅行を楽しみたいと考える妊婦さんにとっては少し厳しく感じてしまうかもしれませんが、「安定期といってもいつ何があるかわからないことを頭において、何かあったときの対応(受診できる病院があるかなど)を考えて旅行してください。」といったアドバイスも多く見られました。お産のプロとして母子の健康を常に考えている助産師さんの姿勢がうかがえます。
次に、実際に助産師がしているアドバイスや対応について紹介していきます。
2位の「お腹の張りについて」では「痛みを伴うもの、回数が多い場合は切迫早産の可能性があるので、受診するよう説明する。」など、不安があれば医療機関に相談してほしいというアドバイスが多く見られました。複数見られた回答としては「(妊婦が張りを)自覚しづらいという声が多い」ものでした。特に、初産婦さんは、何がお腹の張りなのかわからないことも多く、そういった場合は「お腹を一緒に触り(中略)張りを確認する方法について説明する。」といった対応をしているということです。
3位の「性別がいつわかるか」については、一点だけ印象的なコメントをご紹介します。「医師がエコーしている時に聞くなら、まず元気ですかと聞いてから、性別が分かれば教えて欲しいと伝えましょう。」とのこと。これは、あくまで妊婦検診は赤ちゃんとお母さんが健康かどうか確かめるためのものだからだそうです。性別は気になるものですが、検診の本来の目的はお母さん側も忘れてはいけないですね。

「助産師が実際に産後のお母さんによく聞かれる質問ランキング」



次に「産後に産婦さんに一番よく聞かれる質問」について、割合が多かった3位までを示したランキングですが、8割以上の助産師が「母乳についての悩み」が多いという回答でした。多かったコメントは「焦らずに、ゆっくりで良いことをお伝えしている」「授乳が育児のすべてではない、母乳が絶対ではない」といったお母さんに寄り添うものでした。その他「授乳姿勢、ポジショニングについて」や「個々の授乳プランに応じて、分泌アップのセルフケア」といった具体的なコメントも複数見られました。母乳育児を軌道に乗せるための指導が、助産師の重要な役割の一つであることがうかがえます。また「母親が辛くならない、一人で抱え込まなくていいように、という点に重きをおいてアドバイスする」というコメントもあり、お母さんのメンタル面にも配慮しつつ、声かけを行っているそうです。母乳については悩んでしまうお母さんも多いもの。助産師のプロの視点が垣間見える回答となりました。3位のお母さん自身の睡眠や寝不足については、たった3.5%の回答率で、いかにお母さんが自分のことよりも赤ちゃんを優先しているかがわかる結果となりました。

まとめ


産前の妊婦さんが気になることは「旅行に行っていいか」「性別について」など、比較的健康や医療には関係が薄いテーマが多かったのに対し、産後は一転し大半のお母さんが「母乳についての悩み」を助産師に相談しており、産前と産後で対象的な結果となりました。一方、助産師は産前も産後も常に母子の健康状態やメンタルの状態に気を配り、的確なアドバイスをしようと心がけていることがアンケートを通じてうかがえました。旅行についても、母乳についても一人ひとりの考え方や感じ方は千差万別。医療従事者としての基本的な方針はありつつも、助産師はそれぞれに寄り添ってアドバイスをする必要があり、常に繊細な判断が求められそうです。本レポートは、第三弾も予定しております。

※3【アンケ―ト調査概要】
本アンケート結果を引用する際は、本プレスリリースのURLを出典元として記載ください。
調査主体 :大衛株式会社
調査時期  :2023年11月
調査対象者:全国の病院に勤める現役助産師228人
調査方法 :googleフォームと調査用紙への記入

大衛株式会社 会社概要


「大衛」は創業家4代目社長が率いる医療機器・医療衛生材料の製造・販売を手がける専門メーカーです。業界トップクラスのシェアを獲得している周産期医療分野から、近年はWHOの要覧に掲載された手術用ガウンなどの一般医療分野、着圧レギンス「キュリーナ」などの一般向け製品分野に積極的に事業を拡大しています。また、ベトナムでの医療品販売も好調で、少子化という厳しい市場環境の中でも着実な経営改革を進めた結果、7期連続黒字、増収を達成しています。

社名     :大衛(だいえい)株式会社
代表     :代表取締役社長 加藤 優(かとう まさる)
本社所在地  :大阪市都島区都島本通2-2-16
TEL   :06-6924-0495(代)
URL     :https://amethyst.co.jp/
設立     :1951年(昭和26年)5月
資本金    :5,196万円
事業内容   :医療用衛生材料の製造及び販売、関連商品の輸出入業
お客様相談窓口:06-6921-7373(土、日、祝日を除く9:00~17:00まで)
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