F1ブームとともに人気のあったアニメ作品「サイバーフォーミュラ」(画像はイメージ)

【いま注目のトレンドワード・377】 90年代のF1ブーム真っ只中でに放送され、レースアニメの金字塔との呼び声も高い「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」。4月6日に、なぜか同アニメが「サイバーフォーミュラ」というワードでXのトレンドに姿を見せた。一体何が起こったのか、詳しく見てみよう。

レースアニメの名作「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」熱再び!

「サイバーフォーミュラ」がトレンド入りしたのは、「HIGHSPEED Etoile(ハイスピードエトワール)」というアニメの放送がスタートしたのがきっかけだ。「ハイスピードエトワール」は4月5日深夜より放送されているオリジナルTVアニメで、レースに挑む女性たちの物語。「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」と同じレーシングアニメということで、「ハイスピードエトワール」の放送を見た人が思い出す形でトレンド入りを果たした。

中には懐かしさのあまり、「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」のビデオを引っ張り出してきて見始めたという人も。「サイバーフォーミュラ懐かしい!」「CGもまだまだの時代に本当に凄いクオリティだった」「このレベルのアニメが当時流れてたってことを若い人にぜひ知ってほしい」など、時が経ってもなお人気の高さがうかがえる。

ちなみに同アニメのマシン模型は今でも人気で、2024年に入ってからは新たなモデルも発売されている。1月に発売された「スーパーアスラーダ01」というマシンの新規造形模型は、税込み26180円とかなり高額。今年10月発売予定の「スーパーアスラーダAKF-11」アレンジ版も18000円(税込み)と、大人向けの価格帯で発売されている。

一方で今年の3月には、同作のキャラクター原案を手掛けていた、いのまたむつみさんが亡くなるという悲しいニュースも駆け巡った。いのまたさんはRPGの金字塔「テイルズ オブ」シリーズのキャラクターデザインでも活躍しており、「やっぱりいのまた先生のキャラデザが最高なんだよね」「サイバーフォーミュラの世界観は、いのまた先生の力が大きい」といった声も。

レーシングアニメという共通点から、今回トレンド入りを果たした「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」。「ハイスピードエトワール」とともに、互いに新たなファン層が増えるきっかけとなるかもしれない。(フリーライター・井原亘)

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■Profile

井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている