全国共通じゃなかった「健康観察」(画像はイメージ)

【最近気になる注目ワード・26】 小学校で先生が出席をとる時、名前を呼ばれたらどのように応えていただろうか? 実は地域によって、出欠をとる際の返事が異なるらしいことが度々話題にあがっている。

実は地域によって違う返事の仕方

小学校で出席をとる時に、先生から「○○さん」と名前を呼ばれたら返事をするのは全国で大体共通している。ただ返事をする際に「はい!」とだけ言うのではなく、「はい、元気です!」「はい、やや喉が痛いです」など、自分の健康状態を付け加える地域があるようだ。

主に埼玉・千葉・茨城あたりで「やっていた」という声が多いが、地域性というよりは学校によって変わる模様。岡山・広島・秋田・福岡など、全国から「私もやっていた」という声があがっている。

ちなみに一連の応答は「健康観察」「げんきしらべ」と呼ぶらしい。一説では、埼玉あたりから徐々に全国へ広まっていったのだとか。「健康観察」をやっていた人たちからは、「全国共通じゃなかったのか!」「普通だと思っていたのに違うの?」と他校との違いに驚きの声が続出。「スーパー元気ですとか応える子いたよね」「眠すぎますも定番」など、懐かしむ声もあがっている。

学校によっては、健康観察に付け加えて「はてな持っています」と申告するところもある。「はてな」とは、ハンカチ・ティッシュ・名札のこと。出席の返事の仕方だけでも、色々とバラエティがあるのが面白い。

小学校関連の話題だと、教室の机の列ごとに「○号車」「○の川」と呼んだりするというのもある。また「2時間目と3時間目の間の長い休み時間」の呼び名も地域性があるようで、関東圏では「20分休み」が多いようだが、地域によっては「業間休み」や「中休み」、「放課」などと呼ぶことの方が多いようだ。

実は地域差がある「学校の当たり前」。学校で使っていた単語を口にしてみれば、話題が広がることもあるかもしれない。(フリーライター・井原亘)

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■Profile

井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている