WHALE HOUSEは6月20日に、都心部在住で3年以内に高気密高断熱住宅を購入した20~40代の男女を対象に実施した、「住宅の換気」に関する調査の結果を発表した。同調査は、5月21~23日の期間に行われ、1029名から回答を得ている。
約9割が高気密高断熱住宅に満足と回答
調査対象者に、高気密高断熱住宅の満足度を尋ねたところ、「とても満足している」(39.1%)と「やや満足している」(50.8%)を合わせた割合が約9割を占めた。
気密性を実感するタイミングとして当てはまるものを選んでもらった質問(複数回答)では、「雨の日でも湿度が高くなりすぎない」(44.7%)がもっとも多く、以下「窓やドアから隙間風が感じられない」(43.0%)、「外部の騒音がほとんど聞こえない」(35.8%)が続いている。
断熱性を実感するタイミングとして当てはまるものとしては(複数回答)、「冷暖房が早く効く」(44.5%)が最多となり、「快適な室温が長く保たれている」(41.4%)、「冷暖房の少ない利用で過ごしやすい」(37.1%)がそれに続いた。
住宅の換気システムを尋ねたところ、「第一種換気」(給気口・排気口の双方にファンなどの機械換気装置をつける方式)が64.8%、「第三種換気」(給気口は自然給気、排気口にファンなどの機械換気装置がとりついた方式)が34.7%となっている。
換気システムのメンテナンス頻度を尋ねた質問に対する回答を、換気システムの種類ごとでみると、「第一種換気」では「2~3カ月に1回」(37.1%)がもっとも多く、「月に1回」(24.3%)、「半年に1回」(22.9%)がそれに続いた。一方、「第三種換気」では「半年に1回」(31.6%)が最多となり、以下「2~3カ月に1回」(31.4%)、「1年に1回」(15.7%)が続いており、「第一種換気」の方がメンテナンス頻度が高い傾向がうかがえる。