クラクションの鳴らし方やハザードランプの操作方法を市営バス職員から学ぶ
令和6年7月17日(水曜日)、高槻市立高槻認定こども園分室の園児16人を対象に、バス運転士指導のもと、不測の事態が発生し通園バスに閉じ込められたことを想定し、園児自らがクラクションやハザードランプを操作し、外へ助けを求める訓練が市営バス芝生営業所で実施されました。
同園では、通園バスを利用して登降園している園児たちが安全にバスを利用できるよう、置き去り防止装置を導入するとともに、職員が日ごろから同園で定められたマニュアルに基づき、「乗車する園児の人数に関わらず常にバスに添乗するスタッフを運転手以外に2名配置する」「人数点呼をバス乗車前、バス乗車着席時、バスから降車後に必ず実施する」「降車時に車内後部座席から園児が残っていないかダブルチェックを実施し、降車園児数を施設長へ報告する」など園児の置き去り事案が発生しないよう対策を講じています。
今回の訓練は、そのような対策を講じていても、交通事故など不測の事態が発生した場合、園児がバスに閉じ込められてしまう可能性があることから、園児自らで自分の命を守る手段を身に付けておいて欲しいという施設の職員の想いのもと企画。園バスの運行を担っている高槻市営バスの運転士の協力を得て、毎日利用している通園バスを実際に使った訓練が実現しました。
この日、園児16人は順番にバスに乗り込み、市営バス職員からクラクションの鳴らし方とハザードランプの点灯方法を学んだあと、実際に操作してみる訓練がスタート。園児は、手の力ではクラクションを押せない場合に、立ち上がって後ろ向きになり、おしりを使ってクラクションを鳴らすなどの訓練を行いました。訓練を終え、施設の職員は「子どもたちに対し、いざという時に自分たちの命を守れる行動をこれからも伝えていきたい」と話していました。
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