全国の家電量販店やECショップのPOSデータをもとに集計したデータベースで、いま売れているデジタル家電が正確に分かる「BCNランキング」では、毎年7月に上半期に最も売れたメーカーをデジタル家電の部門ごとに発表している。年間販売数No.1企業を称える「BCN AWARD 2025」(24年1~12月集計値)の中間発表でもある。PCカメラ部門で24年上半期(24年1~6月)を制したNo.1メーカーのティーピーリンクジャパンに、上半期の振り返りと今後の意気込みを聞いた。
ユーザーシナリオを満たす製品を市場投入
「BCNランキング」のPCカメラ部門で上半期No.1を獲得したティーピーリンクジャパン。上半期を振り返った感想は、「市場No.1ネットワークカメラブランドとして、当社は市場と共に成長し続け、より多くのお客様にサービスを提供して参りました。また、より多くのユーザーシナリオを満たすことができるように、より多くの異なるタイプの製品を発売しました」という。
例を挙げれば、レストラン・喫茶店のような小さな店舗に適したWi-Fi/LAN両方に対応したパンチルトネットワークWi-Fiカメラ「Tapo C212」を市場に投入。また、充電なしで最大300日間作動し、屋外のセキュリティでフレキシブルなディスプレイを提供するバッテリカメラ「Tapo C425」も発売した。
今後の意気込みについては、「市場に適した、より多くの製品開発を継続し続けます。また、将来的にはハイエンド製品も発売する予定で、最も完璧なセキュリティソリューションを提供できるように致します。当社のビジョンは、全てのユーザーがご自身に適した製品を見つけられるようにすることです」とのことだ。
ティーピーリンクジャパンのイチ推し製品は「Tapo C225」「Tapo C410 KIT」
下半期に向けたイチ推し製品については、屋内用のパンチルトスマートAI Wi-Fiカメラ「Tapo C225」、屋外用のソーラーパネルバッテリカメラ「Tapo C410 KIT」となる。
推しのポイントについて、「Tapo C225は、400万ピクセルのハイクオリティな映像と、人間/ペット/赤ちゃんの泣き声検出などの強化されたAI機能により、状況をより明確に把握できます。高速なスマートトラッキング機能により、自動的に人やペットを追跡できます」という。
Tapo C410 KITについては、「バッテリが内蔵されているため、電源ソケットを必要とせずにカメラをよりフレキシブルに屋外に設置できます。ソーラーパネルでバッテリの充電ができるので、カメラを持ち運んで充電する必要がなくなります」とのことだ。