国が進める「地方公共団体情報システム標準化」では、自治体が運用する情報システムのうち２０業務のシステムについて、ガバメントクラウド上に移行することが求められています。

ガバメントクラウドは、従来のオンプレミスのシステム環境とは異なる仕組みであり、システムを安定的に運用し、かつ、費用を節約するためには、適切な運用方法を設計することが重要です。

和歌山市では、まず第一段階として、２０業務のうちの住民基本台帳、印鑑登録、選挙人名簿管理、就学の４業務のシステム（住基系システム）を、ガバメントクラウドの一つである「Oracle Cloud Infrastructure（OCI）」上で稼働させることを目指し、ガバメントクラウド環境下での標準準拠システムの最適な運用方法を、紀陽情報システム株式会社、日本オラクル株式会社と研究し、その成果を他自治体にも公表する予定です。

また、デジタル改革共創プラットフォームアンバサダーに任命された和歌山市職員による情報発信も行っていきます。
〇 連携先
・紀陽情報システム株式会社：住基系システムの委託事業者
・日本オラクル株式会社：ガバメントクラウド（ＯＣＩ）の提供事業者
〇 共同研究のテーマ
・ガバメントクラウドを活用した費用低減策の可視化
・標準準拠システムのモダン化（クラウドへの最適化）による効果検証
〇 研究期間
令和６年７月８日から令和８年３月３１日まで


＜参考＞「地方公共団体情報システム標準化」対象２０業務


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