一時払い保険へは継続して注力、平準払いは傾向が分かれる
生命保険の現状把握・分析システム「ASシステム」を全国の金融機関に展開する株式会社アイリックコーポレーション(本社:東京都文京区、代表取締役:勝本竜二、証券コード:7325、以下「当社」)は、全国の銀行36行に実施した「銀行の保険業務取り組みについてのアンケート調査」の結果を一部公開いたします。
調査の背景
昨年の2023年6月30日に発表した第一回「銀行の窓口業務および保険業務取り組みに関するアンケート調査」にて、一時払い保険と積立NISAへの注力度合いが高まっていること、平準払い保険についても注力度合いを高めた銀行の割合が多い一方で低下したと回答する銀行も一定数存在することがわかりました。(詳細https://www.irrc.co.jp/pdf/press20230630.pdf)
この1年間で、円の長期金利上昇や新NISAの開始など、銀行を取りまく環境に変化があったと考えます。本年も同様のアンケート調査を行い、銀行の窓口業務や保険業務に対して実際にどのような変化があるのかを調査しました。
調査結果
1. 各評価項目への注力度合い
■外貨建て一時払い保険は、全体としては注力度合いが高いものの「下がった」と回答した銀行も一定数存在します。
■前回は73.7%の銀行が保障性平準払い保険への注力度合いが「高まった」もしくは「高いまま変わらず」と回答しましたが、今回の調査では55.6%と減少しました。
■貯蓄性平準払いも同様の傾向があり、前回注力度合いが「高まった」もしくは「高いまま変わらず」と回答した銀行は60.5%でしたが、今回の調査では52.8%でした。
■NISAは昨年にも増して注力度合いが高まりました。
2. 平準払い保険の強化の取組について、実施していると回答した銀行の割合(複数回答)
■前回に引き続き、8割超の銀行が「加入済保険の確認」を実施しています。
■「商品ラインナップの拡充」を挙げたのは、前回調査の50%に対して今回は22.2%と大きく
減少しました。
※3 ライフプラン確認は、2024年よりアンケート回答の選択肢に追加しました。
まとめ
●NISAへの注力度が昨年にも増して高まっていました。
●外貨建て一時払い保険は依然として注力度合いが高いものの、下がったとの回答も一定数ありまし
た。一方で、円建て一時払い保険の注力度合いが高まりました。
● 昨年に引き続き、平準払い保険の販売強化のために、加入済み保険の確認に取り組んでいると回答し
た銀行が多くございました。
当社は今後も銀行をとりまく環境を調査し、保険販売業務のお役にたてるソリューション提供に努めてまいります。
調査概要
回答銀行数:36銀行
調査方法:WEBアンケート、メールでの回答
調査期間:2024年4月10日~2024年5月17日
会社概要
■株式会社アイリックコーポレーション(https://www.irrc.co.jp/)
(東京証券取引所 グロース市場:証券コード 7325)
*「日本初の来店型乗合保険ショップチェーン**」
**店舗数11店舗以上または年商10億円以上をチェーン店と定義
東京商工リサーチ調べ(2018年6月)
株式会社アイリックコーポレーション
「人と保険の未来をつなぐ Fintech Innovation」という企業テーマのもと、テクノロジーの力で保険流通革命を実現し、人生100 年時代を誰もが自分の将来に納得して生きてゆける世の中を目指す企業です。
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