株式会社CARTA HOLDINGSのグループ会社で、マーケティングソリューション事業を展開する株式会社DIGITALIO(東京都港区、代表取締役CEO:古谷 和幸、代表取締役COO:安藤 敦士)が運営するデジタルギフト「デジコ」( https://digi-co.net/ )は、2024年7月2日(火)、全国の10代以上の男女を対象に「デジタル利用実態調査」を実施いたしました。本調査レポートPart1では、世代ごとの「キャッシュレス決済とインターネットの利用状況」を比較し、満60歳以上のシニア層の実態を調査しました。
調査背景
近年、デジタル技術の普及はすべての世代に影響を与えています。従来、デジタル技術に疎いとされていたシニア層においても、スマートフォンやキャッシュレス決済の利用が一般的になりつつあります。今回は、シニア層(※)のキャッシュレス決済とインターネットの利用状況に焦点を当て、その実態を調査しました。
※本調査では、調査時点(2024年7月)で満60歳以上の方を「シニア層」としています。
調査結果サマリー
・シニア層の73.7%が、「直近1ヶ月以内にキャッシュレス決済を利用した」と回答
・シニア層は、「現金決済」よりも「キャッシュレス決済」を多く利用する傾向が見られた
・シニア層は、「電子マネー」の利用経験率が58.6%と全世代で最も高かった
・シニア層がキャッシュレス決済の中で最も利用しているのは「クレジットカード」
・シニア層の約7割が「現金を持たずに外出することに抵抗を感じる」と回答
・シニア層の50.0%が「二つ折り財布」、36.2%が「長財布」を利用している
・シニア層は「スマートフォン」よりも「PC」でインターネットを利用することが多い
・シニア層はSNSの中で「Facebook」を最も多く利用、全世代の中でも一番高い利用率
・シニア層のインターネットの主な利用目的は、「メールの送受信」「天気予報・ニュースサイト・ホームページの閲覧」「オンラインショッピング」
シニア層のキャッシュレス決済利用
直近1ヶ月以内にキャッシュレス決済を利用しましたか。 n=401
直近1ヶ月以内にキャッシュレス決済を利用したか聞いたところ、20代以下と30代では約6割、40代と50代と60代以上は7割以上が「利用した」と回答しました。シニア層の73.7%が直近でキャッシュレス決済を利用しており、普及率の高さが明らかになりました。
決済手段として、「キャッシュレス決済」と「現金決済」のどちらをより多く利用していますか。 n=401
決済手段として、「キャッシュレス決済」と「現金決済」のどちらをより多く利用しているか聞いたところ、40代以上は5割以上が「キャッシュレス決済が多い」と回答しました。シニア層は、「現金決済が多い」の回答が36.2%、「キャッシュレス決済が多い」の回答が51.7%と、「キャッシュレス決済」の方が主流であることが分かりました。
利用したことのあるキャッシュレス決済の種類を以下のうちから選択してください。(複数選択可) n=401
利用したことのあるキャッシュレス決済の種類について聞いたところ、シニア層は「クレジットカード」と「電子マネー」を利用したことのある割合が他世代と比べても高く、特に「電子マネー」は全世代の中で最も利用したことのある割合が高いことが判明しました。
キャッシュレス決済の中で最も利用する頻度が高いものはどれですか。 n=401
最も利用頻度の高いキャッシュレス決済の種類について聞いたところ、世代が上がるにつれて「クレジットカード」の割合が高くなり、シニア層は50.0%が「クレジットカード」をキャッシュレス決済の中で最も多く利用していることが明らかになりました。
現金を持たずに外出することに抵抗を感じますか。 n=401
現金を持たずに外出することに抵抗を感じるか聞いたところ、世代が下がるにつれ「全く抵抗を感じない」割合が高く、世代が上がるにつれ「非常に抵抗を感じる」割合が高い傾向にあることが分かりました。また、シニア層の約7割が現金を持たずに外出することに「抵抗を感じる」と回答しました。
普段利用している財布の形状として当てはまるものを以下のうちから選んでください。 n=401
普段利用している財布の形状について聞いたところ、世代が下がるにつれコンパクトな「ミニ財布・三つ折り財布」を利用している割合が高く、世代が上がるにつれオーソドックスな「二つ折り財布」を利用している割合が高い傾向にあることが分かりました。また、シニア層の50.0%が「二つ折り財布」、36.2%が「長財布」を利用していると回答しました。
シニア層のインターネットの利用状況
普段インターネットを利用する時に最も多く利用しているデバイスはどれですか。 n=401
普段インターネットを利用する時に最も多く利用しているデバイスについて聞いたところ、40代以下は「スマートフォン」をメインで利用している人が7割以上を占める一方で、50代は「PC」と「スマートフォン」が同じ比率、60代以上のシニア層は「PC」が60.3%「スマートフォン」が37.9%と圧倒的に「PC」をメインで利用している人の方が多いことが分かりました。
普段利用しているSNSはどれですか。(複数回答可) n=401
普段利用しているSNSについて聞いたところ、「Instagram」と「TikTok」に関しては年代が下がるにつれて利用している割合が高い一方で、「Facebook」に関しては他世代に比べてシニア層の利用率が36.2%と圧倒的に高く、またシニア層が最も利用しているSNSは「Facebook」であることが分かりました。
普段インターネットを利用する目的は何ですか。(60代以上の回答・複数回答可) n=139
シニア層が普段インターネットを利用する目的について聞いたところ、主に「メールの送受信」「天気予報・ニュースサイト・ホームページの閲覧」「オンラインショッピング」などの回答が多く見られました。
まとめ
本調査から、シニア層も他の世代と同様にキャッシュレス決済やインターネットを積極的に利用していることが明らかになりました。特に、キャッシュレス決済の利用率が高く、電子マネーやクレジットカードを日常的に活用している点は、従来のイメージを覆す結果と言えます。また、インターネットの利用においても、PCを中心に情報収集やSNSの利用が進んでおり、シニア層がデジタル技術に対応している実態が浮き彫りになりました。これらの結果は、シニア層がデジタル社会においても他の世代と変わらぬ利便性を享受していることを示しています。
調査概要
- 調査の方法:WEBアンケート方式で実施
- 調査の対象:全国の10代以上の男女
- 有効回答数:401名
- 調査実施日:2024年7月2日(火)
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資本金:1億9,800万円
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所在地:東京都港区虎ノ門2-6-1 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー36F
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