明日8月31日(土)広島サンプラザホール(広島県広島市)
「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦」(以下「JT杯」)二回戦第二局(中国大会)は、15年連続19回目出場の渡辺明九段と一回戦第二局で糸谷哲郎八段を破った豊島将之九段が対局。広島県広島市の広島サンプラザホールで開催される。「JT杯」は通常、公開対局であるが、台風の影響により無観客での対局となる。その模様は15時25分からABEMAで生中継される。
二回戦第二局生中継「ABEMA」URL
https://abema.tv/channels/shogi/slots/9utoZnZa8e3i5M
■対局の見どころ
両者の対戦成績は、渡辺九段の24勝18敗。「JT杯」では過去3回対戦があり、豊島九段の3戦全勝。他に持ち時間の短い早指し棋戦では1勝1敗。戦型は居飛車の戦いがほとんどで、角換わり系が19局と最も多く、矢倉が9局、相掛かりが4局、横歩取りが3局あり、後手雁木や陽動振り飛車などその他の戦型が6局、そして豊島九段の三間飛車が1局となっている。最近の角換わり系の将棋は、後手番が角換わり腰掛け銀を受けないことが多く、角交換を避けて雁木にしたり、右玉の待機作戦など、後手番がどう対応するのかで将棋の形が決まってくる。先手番を握った棋士が何を志向するのかが鍵となるだろう。戦型予想は、直近の対戦で現れた相掛かりが最有力だ。角換わりの将棋になった場合、前述したようなよくある定跡形に進む確率は低いと思われる。豊島九段が後手になった場合には、振り飛車の採用も考えられる。お互い手のうちを知り尽くした実力者同士、一手一手に緊張感のある戦いになるのは間違いない。
■注目の対局を盛り上げる解説陣
(写真)左から 解説/山崎隆之 八段 聞き手/村田智穂 女流二段 読み上げ/大島綾華 女流二段
大盤解説は地元広島市出身の山崎隆之八段。今年の棋聖戦の挑戦者として15年ぶりにタイトル戦に登場。また竜王戦ランキング戦1組でも優勝して活躍を見せている。居飛車党だが、工夫を凝らした独創的な序盤を見せることで有名で、過去には「山崎流」の名がついた指し方で升田幸三賞特別賞を受賞した。「JT杯」の優勝経験もある早指し巧者ならではの軽快な解説が期待される。
■「JTプロ公式戦」トーナメント表
※タイトル・段位は2024年8月30日現在のものです。
■ABEMAでの生中継スケジュール
※放送開始時間は変更になる可能性があります。
■大会協賛趣旨(JTグループ)
こどもから大人まで誰もが、将棋を自分らしく自由にとことん楽しめる。みる・指す・ふれあう将棋日本シリーズだから体験できる心の豊かさを育む特別な「とき」がここにはあります。ひとりひとりの心の豊かさを、もっと。JTグループは、将棋の魅力に寄り添い、将棋を愛するすべての人を応援しています。
■大会名義
主催/ 公益社団法人 日本将棋連盟、各地区新聞社(関東・大阪は日本将棋連盟のみ)
後援/ 文部科学省、開催地区地方自治体及び同教育委員会、開催地区青年会議所等
協賛/ JT、テーブルマーク
■大会情報
大会公式ホームページ https://www.jti.co.jp/culture/shogi/index.html
「JT杯」公式X https://x.com/jt_shogi
■お問合せ
将棋日本シリーズ」総合事務局 TEL/03-5166-0290 E-mail/info@jt-shogi.jp
〒104-6039 東京都中央区晴海1-8-10晴海トリトンスクエアX棟 (株)I&S BBDO内
※「棋士の写真」や「各種調査データ」の提供等もいたします。
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