老化をテーマにした、細胞培養技術を活用した宇宙実験の可能性についても言及。
スペースシードホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表:鈴木健吾、以下スペースシードホールディングス)は、2024年8月16日(金)にマレーシア工科大学(UTM)で開催された「Space × Longevity seminar」(主催:Sustainable Food Asia株式会社)において、宇宙空間でのエイジングケアに関する最先端の研究とその可能性について発表しました。本セミナーでは、宇宙における人間の健康をテーマに、宇宙環境が人体に与える影響や、それに対する対策について議論が行われました。
宇宙環境がもたらす健康リスクと対策
宇宙空間では微小重力や放射線など、地球上とは異なる厳しい環境が存在し、筋肉や骨の減少、細胞の老化促進などが懸念されています。スペースシードホールディングスは、これらの問題に対処するためのソリューションとして、エクソソーム研究の知見を活用した個別化バイオアクティブ薬の開発や、老化が促進されることに抗う遺伝子編集技術の応用に関する可能性について言及しました。
未来のエイジングケアと宇宙での健康維持
将来的に、宇宙空間での自動細胞培養を応用したエクソソームやオルガノイドが生産される技術が活用されることにより、個々の宇宙飛行士に最適化されたエイジングケアが実施される可能性についても言及しました。これらの研究成果は、宇宙空間における人類の健康維持に寄与するだけでなく、地球上での健康長寿にも大きな影響を与えることが期待されています。
今後の展望
スペースシードホールディングスは、宇宙環境下でのエイジングケアの研究をさらに進展させ、将来的には人類が宇宙で健康に生活できるための基盤を築くことを目指しています。本セミナーを通じて、宇宙における新たなヘルスケアソリューションの開発に関連する意見交換を実施することができました。今後も、地球と宇宙の両方で利用可能な革新的なヘルスケア技術の開発を推進し、健康長寿社会の実現に貢献していきます。
参考 :【プレスリリース】スペースシードホールディングスは、健康寿命延伸を目指すXPRIZE Healthspanコンペティションへの参加意向を示す登録を行いました https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000140650.html
スペースシードホールディングスについて
スペースシードホールディングス株式会社は、「SFをノンフィクションにする」をミッションとして、新技術のテーマ探索、スタートアップへの投資育成ならびに大学等との共同研究を通じて、社会課題の解決に取り組んでいます。最終的には、各種ステークホルダーとともに宇宙空間で居住するのに必要な技術を揃えることを目指しています。今後は、社内にあるアカデミックな知見やネットワークを活用して、「サイエンス」×「ナラティブ」をベースに社会に対して科学を軸とした対話を継続しながら、積極的に社会課題に対する新しいサービスやプロダクトを提供していく予定です。
スペースシードホールディングスのWEBサイト https://ss-hd.co.jp/
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