貯蓄額について約60%が500万円以下、約40%が500万円以上と回答
看護師専門のお金の相談窓口「MONEY NURSE( https://money-nurse.com )」を手がける株式会社viexでは、忙しい看護師がお金の不安を解決して資産形成ができるサービスを提供するための情報収集として、全国の看護師として働く方々を対象とした「貯蓄状況や貯蓄対策」に関するアンケートを実施しました。
■アンケート結果要約
1.貯蓄額について約60%が500万円以下、約40%が500万円以上と回答
2.約9割が何かしらの貯蓄対策を行っており、とくに「ポイ活」、「節約」を行っている方が多数だった
3.貯蓄対策から「ポイ活」、「節約」、「副業」を除いた資産形成について集計をすると、資産形成をしているのは全体の52.9%と約半数だった
4.貯蓄額、世帯年収が高いほど資産形成をしている方の割合は増える傾向にあった
5.資産形成の有無について、年代による差異は見受けられなかった
■調査概要
調査期間:2024年8月5日~8月9日
調査手法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象:看護師として働いている方
サンプル数:680人
調査会社:アイブリッジ株式会社
■調査結果
看護師の貯蓄額は約60%が500万円以下、約40%が500万円以上
全国で看護師として働いている680人を対象に「貯蓄額はいくらですか?」というアンケートを行ったところ、「100万円以下」が25.7%、「101~300万円」が15%、「301~500万円」が19%、「501~700万円」が9.7%、「701~900万円」が8.1%、「901万円以上」が22.5%という結果でした。
割合としては「100万円以下」がもっとも多かった反面、次いで多かったのが「901万円以上」だったことから、貯蓄額の格差が広いことが伺えます。
貯蓄対策の方法は「ポイ活」が486人(全体の71.5%)で最多
看護師として働いている680人を対象に「どのような貯蓄対策をしていますか?(複数回答可)」というアンケートを実施したところ、「ポイ活」をしている方が486人で全体の71.5%と、もっとも多い結果になりました。
次いで「節約」が400人(58.8%)、「NISA」が224人(32.9%)と続いています。
また、「何もしていない」と回答した方は68人(10.0%)でした。
このことから看護師の約9割が何かしらの貯蓄対策をしており、そのうち大多数が「ポイ活」や「節約」といった生活の工夫によって貯蓄対策に取り組んでいることが分かります。
一方、投資などの資産形成については、ここ数年で話題になっているNISAをしている方が多いものの、それ以外はあまり積極的にやられていないようです。
資産形成をしている方の割合は52.9%と約半数
アンケートで回答いただいた貯蓄対策のうち「ポイ活」、「節約」、「副業」を除いた「資産形成」をしている方の割合を集計したところ、680人中360人(52.9%)が何かしらの資産形成をしているという結果になりました。
一方、320人(47.1%)については資産形成をしていないという結果です。
貯蓄対策については約9割の方がやっていると回答していたのに対し、資産形成となるとやっている方の割合が約半数と大幅に下がってしまいました。
※注)「資産形成」とは、元本が確保されていない資産での運用を取り入れながら資産を増やしていくことです。
貯蓄額が高いほど資産形成をしている方が増える傾向
貯蓄額別に資産形成の有無を集計したところ、貯蓄額が多いほど資産形成をしている方の割合が増える傾向が見えました。
貯蓄100万円以下だと175人中52人(29.7%)しか資産形成をしていませんが、貯蓄901万円以上だと153人中108人(70.6%)が資産形成をしているという結果です。
これは「貯蓄が多いから資産形成をしている」という側面と、「資産形成をしているから(マネーリテラシーが高いから)貯蓄額が多い」という側面の両方があると推測できます。
世帯年収300万円が資産形成をしているかどうかの大きなラインに
次に世帯年収別に資産形成の有無を集計したところ、貯蓄額別のデータと同様に世帯年収が高いほど資産形成をしている方の割合が多い傾向が見えました。
世帯年収が300万円を超えたところから資産形成をしている方の割合が大幅に増え、世帯年収400万円を超えたところから資産形成をしている方の割合が50%を超える結果です。
こちらの結果については、世帯年収が高いほど資産形成に回す余裕があるからだと推測できます。
とくに世帯年収300万円が、資産形成にお金を回す余裕があるかどうかの1つのラインになりそうです。
資産形成の有無について年代別の大きな差はなし
次に年代別についても資産形成の有無を集計しました。
結果、資産形成をしているかどうかの割合について、年代による大きな差は見受けられませんでした。
年代にかかわらず、約半数が資産形成をしており、約半数がしていないという結果です。
■解説
今回、看護師として働いている680人を対象に貯蓄額と貯蓄対策に関するアンケートを実施しました。
貯蓄額については「100万円以下」が25.7%、「101~300万円」が15%、「301~500万円」が19%、「501~700万円」が9.7%、「701~900万円」が8.1%、「901万円以上」が22.5%という結果でした。
また貯蓄対策については、612人(90.0%)の方が何らかの貯蓄を増やすための対策をしていることがわかりました。
このことから看護師として働いている方のお金に対する関心は高いことが伺えます。
しかし一方で、対策内容としては「ポイ活」や「節約」といった生活の工夫のみをしている方が多く、投資などの資産形成に絞って集計をすると、取り組んでいる方は360人(52.9%)と約半数にまで落ちてしまいました。
この結果から、看護師として働いている方のお金に対する関心は高いものの、自身の収入や貯蓄額に見合った資産形成はできていない方が多いと考えられます。
看護師は需要の高い仕事で一般的には「高収入」といわれる職業ですが、勤続年数が長くなっても収入があがりにくい傾向があります。
さらに、激務や夜勤によって体力を大きく消耗する職業であり、いつまでも今と同じように働き続けられると言い切れるものではありません。
だからこそ、できるだけ早いうちから正しい資産形成を始め、将来に備えることで対策するのがおすすめです。
少しずつでもお金の勉強をするか、もしくは忙しくて時間が取れないなら、1度FP(ファイナンシャルプランナー)に相談してみるのも良いでしょう。
■MONEY NURSE
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ご相談は無料で受け付けていますので、お金に関する悩み、不安などありましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。
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