パーク24株式会社(本社:東京都品川区、社長:西川光一)は、ドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ※」の会員を対象に実施した「電気自動車(以下、EV)」に関するアンケート結果を発表いたします。
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調査結果トピックス
1. EVの運転経験がある人は2割、カーシェアへのEV導入が利用機会の創出につながっている
2. EVの購入を検討した上で購入しなかった理由は「充電ステーションが少ない」が最多
3. EVを購入するきっかけは「価格が手ごろになったら」が約3割
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パーク24は、毎月9日に、クルマや交通に関するアンケートの調査結果を発表しています。今月の「電気自動車」についてのアンケート結果詳細は以下の通りです。
※入会金・年会費無料の会員制ポイントプログラム。タイムズパーキングやタイムズカー、タイムズカーレンタルの利用等でポイントがたまる他、会員限定サービス等を提供。会員数約 1,164 万人(2024年7月末現在)。なお、本アンケートは、駐車場やカーシェア、レンタカー等のクルマに関わるサービスを利用した方々を対象としたものです。
1. EVの運転経験がある人は2割、カーシェアへのEV導入が利用機会の創出につながっている
EVを運転したことが「ある」と回答した人は2割となりました。カーシェアリングサービス「タイムズカー」の会員と非会員でEVの運転経験を比較すると、タイムズカー会員が5pt上回っており、手軽に利用できるカーシェアへのEV導入が電気自動車の利用機会の創出につながっていることがわかります。
2. EVの購入を検討した上で購入しなかった理由は「充電ステーションが少ない」が最多
EVを保有していない人のうち8割以上は、EVの購入を「検討したことがない」ことがわかりました。年代別で見ると、年代が下がるほど「検討したことがない」の回答比率は高まり、20代以下では9割となりました。
EVを実際に購入した人の購入理由は、「自宅で充電できる」62%が最も多く、次いで「ガソリンに比べて燃料費がかからない」47%、「乗り心地が良い」38%と続きました。EV特有の、自宅で燃料を補給できる利便性やガソリンと比較した場合の燃料費の安さなどが評価されているようです。
EVの購入を検討したものの、購入しなかった理由は、1位「充電ステーションが少ない」63%、2位「車体価格が高い」60%、3位「航続距離に不安がある」45%となり、前回(2023年)から順位に変動はありませんでした。
3. EVを購入するきっかけは「価格が手ごろになったら」が約3割
EVを保有していない人に、EVがどうなったら購入するか尋ねたところ、「価格が手ごろになったら」27%が前回に続き最多となりました。次いで比率が高かったのは「購入するつもりはない」24%で、価格や充電インフラの整備といったEVを取巻く環境の変化にかかわらず、およそ4人に1人は購入する意思がないことがわかりました。
価格が手ごろになったらEVを購入すると答えた人のうち、およそ3人に1人は、車体価格が「200万円以下」になったら購入を検討すると回答しました。ガソリン車の場合、車体価格の最安値が90万円程度な一方、EVの最安値は軽自動車でも補助金を含めて約200万円となっており、EV購入に至るにはさらなる手ごろ感が必要なようです。
※車体価格は2024年9月時点
今回のアンケートでは、EVの購入を検討したものの、購入に至らなかった人の半数以上が、充電インフラの広がりを望んでおり、インフラの整備状況が購入の判断に大きく影響していることがわかりました。また、4人に1人が「EVを購入するつもりはない」と回答したり、20代以下の9割はクルマを購入する際の選択肢にEVを含んでいなかったりするなど、EV購入の意欲は低く、普及には時間がかかりそうです。
パーク24グループは、交通インフラサービス企業として、環境課題への対応は重要な社会的責任のひとつと認識し、駐車場サービスやモビリティサービスを通じてCO2排出量の削減及び環境負荷低減に取組んでいます。タイムズパーキングにおいてはEV充電器を設置し、稼働状況や利用者からの意見を収集することで充電インフラの環境整備に役立てることに加え、カーシェアリングサービス「タイムズカー」ではEVを導入し、気軽にEVを体験できる機会を創出するなど、EV普及に向けたサービス提供を推進しています。
EVの乗車経験がない方は、EVに触れるきっかけとして、乗り心地や充電手続きなどを実際に体験できるタイムズカーを活用してみてはいかがでしょうか。
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