チャイルドペナルティに関する日本国内の意識調査




アクシス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:末永雄大)が運営する転職・キャリアノウハウメディア「すべらない転職」は、日本国内で働く20代から60代300名を対象に、「チャイルドペナルティ」に関する意識調査を実施しました。

調査背景
この調査は、チャイルドペナルティ(出産や育児をすることで職場や社会で不利な状況に直面すること)よって仕事や収入にどのような影響が出ているのかについて実態を把握し、その改善に向けた具体的な対応策を検討するために行われた調査です。チャイルドペナルティの実態を把握し、育児と仕事の両立を支援するための具体的な対策や制度の改善が求められていることを明らかにします。

主なトピック
・「チャイルドペナルティ」を知っていると回答した人は61%。
・実際にチャイルドペナルティの状況に陥ったと回答した人は39%。
・67%の人が、現在の職場が育児と仕事の両立に対してサポートが不十分と感じていると回答。

調査結果詳細
1. チャイルドペナルティという言葉を知っていますか?
・知っている 117名(39%)
・聞いたことはあるが、意味は分からない 67名(22%)
・知らない 116名(39%)




2. 子供の年齢を教えてください
・0~1歳 51名(17%)
・2~3歳 88名(29%)
・4~6歳 79名(26%)
・7~12歳 70名(23%)
・13~15歳 30名(10%)
・16~18歳 16名(5%)
・19歳以上 23名(8%)

3. 実際にチャイルドペナルティの状況に陥った経験はありますか?
・ある 118名(39%)
・ない 138名(46%)
・分からない 44名(15%)




4. 育児のためにフルタイム勤務を辞めたり、時短勤務を選択した経験がある人に質問です。これらの選択をした後に「給与」の面にどのような影響がありましたか?
・給与が減った 136名(45%)
・給与が増えた 16名(5%)
・給与に変化はない 59名(20%)
・フルタイム勤務を続けている 89名(30%)




5. 実際に月収はどの程度減少しましたか?
・月収が1万円未満減少した 19名(6%)
・月収が1万円~3万円減少した 57名(19%)
・月収が3万円~5万円減少した 50名(17%)
・月収が5万円~10万円減少した 27名(9%)
・月収が10万円以上減少した 15名(5%)

6. 育児とキャリアの両立に関して、現在の職場の制度やサポートが不十分だと感じていますか?
・強く感じる 71名(24%)
・少し感じる 129名(43%)
・あまり感じない 56名(19%)
・全く感じない 25名(8%)
・分からない 19名(6%)





7. 6の質問で不十分と感じると回答した人に質問です。どのような改善が必要だと考えますか?
・フレックスタイム、リモートワークの導入などの職場環境の改善 68名(23%)
・育児休暇、時短勤務などの制度の拡充 61名(20%)
・職場内のサポート体制の強化(上司や同僚の理解促進など)39名(13%)
・給与や手当の見直し 35名(12%)
・その他 4名(1%)
・十分だと感じる 24名(8%)

8. 実際に育児とキャリアを両立するサポートを企業から受けたことがある人は、どのようなサポートや制度を受けましたか?
・育児休業、育児休暇 78名(26%)
・時短勤務 35名(12%)
・子供の急病時の特別休暇 24名(8%)
・テレワーク(在宅勤務) 22名(7%)
・フレックスタイム制 20名(7%)
・託児所や保育施設の提供 6名(2%)
・育児に関する相談窓口 3名(1%)
・その他 2名(1%)
・受けていない 110名(37%)

代表取締役 末永雄大のコメント



今回の調査では、チャイルドペナルティという言葉を知っていると回答した人は全体の6割で、世間にチャイルドペナルティの存在が認識され始めていることが分かりました。また、チャイルドペナルティの状況に陥ったと回答した人は全体の4割と半数近い人が経験していることも分かりました。

育児のためにフルタイム勤務や時短勤務を始めたことで給与が減ったと回答した人は、全体の約5割で、具体的にどの程度月給が減少したかについては、「1~3万円」に続いて「3~5万円」という結果でした。
また、現在の職場は育児と仕事を両立するためのサポートが十分であると感じている人は全体の3割程度と少なく、不十分に感じている人は約7割と非常に多いことが分かりました。そして、実際にサポートを受けた人は「育児休業、育児休暇」「時短勤務」といった制度を利用していました。

今回の調査でチャイルドペナルティに関する認識が広まりつつある一方で、多くの人が実際にこの問題に直面していることが明らかになりました。これからは、より多くの企業が育児支援の拡大を行い、働く親たちが安心して仕事と育児を両立できる環境を整備することで社員のキャリアをサポートする必要があるのではないのでしょうか。

まとめ
・半数近くの人が、チャイルドペナルティの状況に陥った経験がある。
・育児のために時短勤務を行ったことで給与が減った人は45%と多い。
・現在の職場は育児と仕事を両立するためのサポートが不十分と感じている人は非常に多い。

調査概要
調査名:日本国内の「チャイルドペナルティ」に関する意識調査
調査対象:日本国内の就業経験・子育て経験がある20代~60代の男女 300名
調査年月:2024年8月30日
調査機関:自社調べ
調査方法:インターネット調査(クラウドワークス)
有効回答数:300名
回答者の年齢構成:20代:46名、30代:132名、40代:86名、50代:32名、60代:4名
回答者の雇用形態の構成:正社員200名、契約社員27名、派遣社員11名、アルバイト・パート62名



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会社概要
会社名 :アクシス株式会社
本社 :〒106-0032 東京都港区六本木4丁目1-4 黒崎ビル2F
設立 :2012年8月
事業内容 :
人材紹介事業「すべらないキャリアエージェント(https://axxis.co.jp/service/agent/)」
キャリアコーチング事業「マジキャリ(https://majicari.com/)」
メディア運営「すべらない転職(https://axxis.co.jp/magazine/)」
      「Callingood(https://callingood.com/)」
      「すべらないキャリア(https://subecari.com/)」
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