ひつじの毛質改善で遊牧民の暮らしと草原を守るADRAひつじサポーターを365人募集します
五味太郎『みんなのひつじさん』クレヨンハウス
五味太郎さんの「干支セトラ絵本」(クレヨンハウス)の一冊に、『みんなのひつじさん」という絵本があります。
この本はこんなシーンから始まります。
「みなさんがおもっているほど ひつじさん ふわふわではありません」
絵本の中では、タクシーがひつじにゴツンとぶつかってしまいます。
実際、モンゴルでは、羊の毛が硬くなり、問題が起きています。
こちらの写真をご覧ください
ふわふわひつじの毛毛が長く、クリンプと呼ばれる縮れがたくさんあります。これが、品実の良い毛の証です。かつてはモンゴルにも、このような毛の羊がたくさんいました。
ところが、今ではモンゴルの羊の毛はこのようになっています。
硬くて短い毛毛が硬くて短いため、羊1頭から採れる毛量はかなり少なく、利用するにも燃料にしかなりません。売り値も安く、モンゴルの牧畜家の人々は生活するためには羊の頭数を増やす必要がありました。増え続けた羊は、モンゴルの草原の草を食べつくし、砂漠化と「ゾド」という災害を招いています。
国際NGOアドラ(ADRA)は、こうした悪循環を断ち切るため、モンゴルの羊の毛質改善プロジェクトに取り組んでいます。このプロジェクトでは、ふわふわの毛を持つ羊を人工授精等により復活させ、遊牧民の生活を支えると同時に、草原の砂漠化を防ぐことを目指しています。
ふわふわな毛をもつ赤ちゃんが生まれました
ADRAでは、受精、受胎、出産、子羊育てなどの長い道のりを支え、ADRAでは、モンゴルのひつじの毛が硬いのを一緒に何とかしようと支えてくださる「ADRAひつじサポーター」の募集を開始しました。このチャレンジは、災害を減らし、地球環境保全にも必要な活動です。皆さまの寄付により、人工授精や子羊のケア、牧羊家へのトレーニングが行われ、モンゴルの羊が再び高品質の毛を持つようになります。
サポーターの声
既に「ADRAひつじサポーター」になってくださった方からは、次のようなお声が寄せられています。
「五味さんの絵本が好きなので目に留まり、絵本の中の羊さんの毛が硬いということが、モンゴルの草原や生活している人々、また多くの羊さんの命にも影響しているという現実に驚きました。身近な絵本と世界で起こっている問題、そのつながりがとても印象深かったです。」
ADRAひつじサポーターになりませんか?
ADRA]では、毎月1,500円(1日あたり50円)の継続寄付でモンゴルの遊牧民の暮らしと草原を守る「ADRAひつじサポーター」を365人募集しています。ご登録いただいた方には、五味太郎さんの絵本にちなんだ特別なアイテムをプレゼントいたします。
詳しい情報はこちらからご覧ください。
■■■認定NPO法人 アドラ・ジャパンについて■■■
アドラ・ジャパン(ADRA Japan)は、世界中約120ヶ国に支部を持つ世界最大規模の国際NGO、ADRAの日本支部です。各国ADRA支部や国連等のパートナー団体と連携し、「ひとつの命から世界を変える」をモットーに人種・宗教・政治の区別なく、紛争や自然災害の被災地また途上国において、一人ひとりに寄り添い、自立を助ける支援に取り組んでいす。
https://www.adrajpn.org/
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