すべて本物、実際のデータで宇宙研究の最先端に触れる「サイエンス」

東京大学総合研究博物館 宮本英昭准教授の協力のもと、研究室分室「リサーチセンター」を、なんとTeNQ施設内に設置。

研究者が実際にその場で研究にあたっていて、宇宙科学の研究における最先端の情報がリサーチセンターを通じて、展示として発信される仕組みとなっています。

実際の研究が施設内で行なわれているため、情報の更新頻度が高くなり、常に最新の情報が展示されるこのエリア。映像機器を活用し、リサーチセンターから直接情報を更新しやすい環境で、より情報の鮮度を保つよう工夫されています。

つまり、壁のモニターに映る映像や情報がどんどん新しい情報に変わるので、訪れるたびに違う情報を目にすることになるかも!しかもそれは最新の研究結果。日々、発見・更新されていく宇宙の情報を、遊びに来た方が見ることができるという面白い試みになっています。

研究の第一線に触れることができるのも面白いところですが、ここで研究も行っているので、実際の研究者の姿を見ることができるのが、まさにTeNQならではのすごいところ!

研究者自身が制作する展示の映像や言葉を通して、研究者の想いが直に伝わってきます。普段、遠い存在のようなイメージが強い、宇宙研究者の姿に触れることができる貴重なエリアです。

エリア内には、探査機の視点で見ているような臨場感が味わえる“探査機view”や世界中で刻々と蓄積される研究データを映し出す“マルチビジョン”、天井にもJAXAが提供する地球の映像が映し出される丸いモニターなど、さまざまな見せ方で本物の研究データを展示。自分で体験したりいろいろな角度から見てみたりと、研究についてよく知らなくても研究最先端を体感することができます。

エリアの奥にある赤土の地表は火星を再現したスペース。

宮本准教授は日本での火星研究の第一人者。ここでは火星の迫力のパノラマ映像と、そのゴツゴツとした岩肌を再現した地表を目の前にすることができます。ここでも映しだされているのは火星で撮影された実際の映像。訪れたお客さんが地球に一番近い惑星である火星の地に降り立ち、目にする風景を想像できる場所です。火星の隕石の欠片の展示もあるので、実際に触れてみて!