プラスクラス・スポーツ・インキュベーションは9月12日に、同社の実施している部活動移行支援事業「ブカツプラス」から、地域のクラブ運営をより効率化すべく、指導者の勤怠・給与管理を容易にする業務アプリ「b+(ビープラス) for コーチ」をリリースした。
運営業務の負担を軽減、オンラインで完結するDXツール
「b+ for コーチ」は、地域クラブ運営における指導者の応募から登録、連絡・勤怠確認や給与支払いなどを、オンライン上で完結させられるDXツール。地域クラブの運営者は、同アプリを利用することによって、部活動の地域移行における課題の1つとされる運営業務の負担を軽減できる。
クラブに所属する指導者の情報や、クラブ活動情報(活動履歴・指導履歴)の一元管理が可能であり、クラブ運営者による情報の閲覧を容易にし、複数のクラブ・競技を横断した管理にも対応している。
クラブの活動予定と、指導者の出欠確認を紐づけて管理できるので、これまでは複数のツールをまたいで行っていたコミュニケーションを1つにまとめられる。
あわせて、活動に紐づく指導内容を報告する機能も備えており、チームや個人の成長を記録して指導者間でスムーズな情報共有が可能になる。また、働き方改革に合わせてクラブ活動に複数の指導者が関わる場合でも、指導者間で情報を引き継げるため、指導の質向上が期待できるほか、クラブの指導方針統一に役立てられる。
さらに、指導者の活動実績と合わせて経費管理にも対応し、当月の活動実績に合わせた謝金と経費の、一覧での照合が可能になるため、煩雑な経費管理を簡素化できる。ほかにも、経費申請の差し戻しや、謝金の請求書発行にも対応し、運営の効率化を実現する。
将来的には、「b+ for コーチ」内に応募フォームを設置することで、指導者応募システムの構築を目指しており、指導者の適性や指導可能な競技に応じたクラブへの割り振りを実現し、応募から採用、指導までのプロセスを一元管理できるようにする。