株式会社キャリアデザインセンター(本社:東京都港区 代表取締役社長兼会長:多田 弘實)が運営する、女性の転職に特化した転職サイト『女の転職type』は働く女性405名を対象に「女性の活躍」についてアンケートを実施しました。
正社員で長く働きたい女性のための転職サイト『女の転職type』は、女性のリアルな仕事観を調査する【データで知る「女性と仕事」】を定期的に行い、女性の働く環境の実態を公開しています。

▼詳しくはこちらからご覧ください。
https://woman-type.jp/academia/discover-career/data/vol-94/




■調査結果抜粋
★約7割が「職場で女性は活躍している」
★女性が活躍するとは「責任のある仕事を任される」が1位
★女性の活躍を阻害する要因は「男性優位の会社が多い」が1位
★約3割が「管理職になりたい」
★約6割が「管理職にならないと理想の年収には届かない」
★職場にロールモデルは「いない」が半数以上

【Q.1 あなたの職場で女性は活躍してる?】




女の転職type会員に、職場で女性は活躍しているかどうか聞いたところ「まずまず活躍している」40.5%が最も多い結果となり、「かなり活躍している」30.4%を含むと活躍していると答えたのは7割以上でした。

【Q.2 女性が活躍するとはどういうことだと思う?】



※複数回答あり

続いて、女性が活躍するとはどういうことかを聞いてみると「責任のある仕事を任される」73.3%、「結婚・出産後も長く働く」71.1%、「管理職になる」60.5%が上位でした。

「その他」のコメントには「本人が描く未来像に近付いていると確信できる状況であること」「年齢にかかわらず働ける環境」というものがありました。

「女性の活躍」は、昇給、昇格、昇進など「社会的に評価されること」に加えて「自身が望むキャリアを歩めること」と考える人が多いことがわかります。

【Q.3 女性の活躍を阻害しているものは何だと思う?】



※複数回答あり

女性の活躍を阻害している要因を聞いたところ「男性優位の会社が多い」69.4%が最も多い結果となり、次いで「時短勤務・在宅勤務など自由な働き方ができない」57.3%、「保育所、学童などの不足」42.0%と続きました。

「その他」のコメントとしては「夫の家庭への関与」「女性同士の足の引っ張り合い」などがありました。

【Q.4 管理職になりたい?】




管理職になりたいかを尋ねると「できればなりたくない」30.9%が最も多い結果でした。「絶対なりたくない」9.1%を含めるとなりたくない派は40.0%であり、なりたい派30.9%より優勢となりました。

【Q.5 管理職になりたくない理由は?】



※複数回答あり
※ Q.4で「できればなりたくない」「絶対なりたくない」と答えた人のみ

管理職になりたくない理由を聞いてみると「責任が重くなる」67.9%、「残業時間が増える」63.0%、「できる自信がない」58.0%が上位を占めました。

「その他」のコメントでは「家族のことを犠牲にしてまで会社で活躍したくない」「家事育児が負担な上仕事まで大変になると辛い」など、家庭と仕事を両立するために、これ以上仕事の負担を増やしたくないという内容が目立ちました。

【Q.6 将来的にはどれくらいの年収になりたい?】



将来的にどれくらいの年収を希望するかを聞いたところ、「500~699万円以下」41.5%が最も多く、次いで「300~499万円以下」が34.1%でした。

国税庁の民間給与実態統計調査(令和4年分)によると、女性の平均給与は314万円、正社員だけに限ると407万円でした。本調査では6割以上の人が500万円以上を望んでいることから、将来的には平均を超えたいという希望が見て取れます。

【Q.7 管理職にならなくても希望の年収に届くと思う?】




管理職にならなくても希望の年収に届くと思うかを尋ねてみると「届かないと思う」58.5%が最も多い結果となりました。「届くと思う」「おおむね届くと思う」はあわせて23.2%にとどまっています。約6割の人が管理職にならないと希望の年収には届かないと思っているものの、Q.4のように管理職になりたい人は約3割にとどまっていることから、ジレンマが感じられます。

【Q.8 女性の活躍を推進するために、職場ではどんな取り組みをしてる?】




※複数回答あり

女性の活躍を推進するために職場で行われている取り組みついて聞いてみると「出産・育児をサポートする制度の充実」31.4%、「時短・リモートワークなど勤務形態の多様化」30.4%、「女性の管理職を増やす」26.9%が上位でした。

一方で「女性の活躍を推進する取り組みは行われていない」31.6%が最も多い結果となっており、目立った取り組みができていない職場も多いこともわかります。

【Q.9 職場にロールモデルとなる人はいる?】




最後に、職場にロールモデル(キャリアや生き方のお手本)となる人がいるかを聞くと、「いない」53.1%が最多でした。「たくさんいる」「少しいる」を合わせても3割程度ということから、職場に目標となる人物がいない人が多いことがわかる結果となりました。

▼詳しくはこちらからご覧ください。
https://woman-type.jp/academia/discover-career/data/vol-94/
詳細を見る

※調査データ(グラフ)は、小数点第2位以下は四捨五入しているため、合計しても100にならない場合があります。
※本調査は「女性」と性自認している方を対象に調査を行っております。


★今回のアンケート考察★
女の転職type編集長 小林佳代子



今回の調査では職場で女性が活躍していると回答した人は70.9%でした。活躍していない23.4%を大きく上回ってはいるものの、2019年に同様の調査をした際は79.4%が活躍していると答えていたことを考えると、状況が好転しているとは言えない結果となりました。また、「職場で女性の活躍を推進する取り組みは行われていない」が約3割、「職場にロールモデルとなる人がいない」が約5割ということから見ても、依然として働く女性を取り巻く環境は発展途上と言えそうです。

女性の活躍を阻害する要因については、「男性優位の会社が多い」「時短勤務・在宅勤務など自由な働き方ができない」「保育所、学童などの不足」が上位でした。ジェンダーバイアスや、出産後の働き方に不自由を感じている女性が多いようです。「管理職になりたい」と答えた女性は約3割にとどまっていることからも、働きづらさを感じる中でさらにステップアップしようとは思いきれない人も多いのかもしれません。

女性の就業率、平均給与は年々上がっています。厚生労働省の調査では、昨年度の男性の育休取得率は30.1%で調査開始から初めて3割を超えました。少しずつ状況は変わってきているものの、まだまだ過渡期にあると言えます。女の転職typeでは、引き続きすべての人が希望するキャリアを選択できるよう、サービスの充実をはかってまいります。
■調査内容:第94回「女性の活躍って?」 / データで知る「女性と仕事」
・調査期間:2024年8月10日~8月21日
・有効回答数:405名
・調査対象:女の転職type会員
・調査方法: Web上でのアンケート


■データで知る「女性と仕事」一覧
働く女性を取り巻く環境や課題について定期的にアンケートを実施しており、さまざまな調査結果をご覧になれます。
https://woman-type.jp/academia/discover-career/data/


■『女の転職type』とは
正社員で長く働きたい女性のための転職サイトです。未経験から正社員になれる求人、プライベートも充実できる残業が少ない求人、仕事と育児を両立できる求人など、女性に人気の求人を多数掲載。充実したマッチング機能で、自分に合った仕事を見つけることも簡単です。
https://woman-type.jp/


■株式会社キャリアデザインセンター 会社概要
代表者  :代表取締役社長兼会長 多田 弘實
本社所在地:〒107-0052 東京都港区赤坂 3-21-20 赤坂ロングビーチビル
資本金  :5億5866万円
設立   :1993年7月8日
従業員数 :783名(2023年9月30日現在)
事業内容 :
1.キャリア転職の専門情報サイト『type』『女の転職type』等の運営
2.転職フェアの開催
3.人材紹介事業(厚生労働大臣許可 13-ユ-040429)
4.質の高い就職活動を情報誌、イベント、情報サイト、人材紹介で支援する『type就活』サービス
5.パンフレット、ノベルティー採用・HP作成などのアウトソーシング事業
6.IT業界に特化した人材派遣サービス『type IT派遣』(厚生労働大臣許可 派13-315344)
7.Webマガジン『エンジニアtype』『Woman type』『20’s type』の企画・編集・運営
など、企業の採用活動をサポートする総合的なソリューションサービスを提供
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ