JBL初のデュアルドライバー搭載で、スマート充電ケースがさらに進化した完全ワイヤレスイヤホンが発売

ハーマンインターナショナルは、米カリフォルニア発祥のオーディオブランド「JBL」で、ハイレゾワイヤレス対応ハイブリッドノイズキャンセリングを搭載した完全ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデル「JBL TOUR PRO 3(ツアープロ 3)」を10月3日に発売する。カラーは、ブラック、ラテの2色。価格はオープンで、JBL公式オンラインショップでの価格は4万2900円。

深みの低音・バランスの中音域・洗練の高音域を再現

JBL TOUR PRO 3は、JBL初となるバランスドアーマチュアドライバーと、直径10mmのダイナミックドライバーで構成されるデュアルドライバーを搭載し、深みのある低音、バランスの取れた中音域、洗練された高音域を再現。「JBL TOUR」シリーズとして初めてLDACにも対応しているので、LDAC対応スマートフォンやデバイスと接続することによって、最大990kbpsの通信速度で最大96kHz/24ビットの高品質サウンドをワイヤレス伝送できる。

ノイズキャンセリング機能はさらに進化し、周囲の環境に合わせてリアルタイムに補正するフィルター計算をより強化して、新たに着用者に合わせたリアルタイム適応に対応した。さまざまな形状の外耳道と装着状態にも適応することによって、ユーザー1人1人に合わせた最適かつ最高のアクティブノイズキャンセリングパフォーマンスを実現する。

また、こちらもJBL初となるフォームイヤーチップの採用で、耳にはめ込むと素材が膨らんで密閉性を高めるため、とりわけ高音域でのノイズ減衰を強化した。

従来機種と比較して、より演算処理能力の高いチップセットでアルゴリズムを最適化することによって、残響などさらにリアルで正確な空間サウンドを実現している。ムービー、ミュージック、ゲーミングという三つのモードごとに異なるチューニングを施した。あわせて、新搭載のヘッドトラッキング機能が、簡単なキャリブレーション設定で没入感あふれる体験を提供し、ライブ動画やスポーツ視聴といった、音の方向を楽しみつつ視聴するコンテンツに臨場感を与える。

本体には、通話用マイク×6基を搭載しており、通話車の声と環境ノイズを正確に集音して解析することで、クリアな通話品質を確保している。さまざまな種類のノイズをトレーニングしたAIノイズ低減アルゴリズムを初採用し、従来のノイズ低減アルゴリズムと組み合わせることによって、従来機種と比較して平均約18dBのノイズ低減を実現した。

さらに、液晶ディスプレイ搭載のスマート充電ケースは、従来機種と比較して画面サイズを約29%拡大するとともに、待受画面時のバッテリ状態表示や、再生中の楽曲名とアルバム名の表示(日本語にも対応)、電話入電時の連絡先表示、マルチポイントコントロール、AURACAST接続、コーデック表示に対応している。

また、スマート充電ケースをAUX接続またはUSB Type-C接続することで、音声信号をイヤホンに送信できる「トランスミッター機能」を搭載した。「AURACAST」と組み合わせることで、複数台のイヤホンやスピーカーへの同時送信も可能になる。

対応BluetoothプロファイルはA2DP、AVRCP、HFP。対応コーデックはSBC、AAC、LDACで、LC3への対応も予定している。

Bluetooth接続時のバッテリ駆動時間は、ANCオフ時が約44時間、ANCオン時が約32時間。LDAC接続時のバッテリ駆動時間は、ANCオフ時が約34時間、ANCオン時が約28時間。

なお、JBL TOUR PRO 3は9月19日から1カ月間、全国4店舗の体験型ストア「b8ta(ベータ)」(有楽町店、渋谷店、越谷店、梅田店)に展示される。