株式会社⼆見書房は『「知の巨人」たちがやっている非合理な思考術 いかにして「人生の難問」に答えを出すべきか』(著:ラス・ロバーツ/訳:ラッカ 珠美)を2024年9月19日(木)に発売いたしました。




AIや ChatGPT など、アルゴリズムでは解決できない「人生の難問」。こうした、人生を左右するよ
うな「ワイルド・プロブレム」に対処するために、今どのような思考法が必要なのか。
気鋭の経済学者である著者が、過去の偉人や、著名な科学者の実例を基に、「現代」を生き抜くための知恵を伝授します。

・なぜ、スタンフォード大学のダイアコニス教授は、意思決定セオリーの第一人者にもかかわらず、みずからの転職に関する意思決定に際して、その理論を採用しなかったのか?

・なぜ、「進化論」の偉大なる科学者ダーウィンは、みずから作成した「損益対照表」に逆らってまで、結婚することを選んだのか

・なぜ、古今の著名な数学者や心理学者たちは、人生における重大な決断の場面で「コインを投げる」よう、アドバイスをするのか?

本書を読めば、その「謎」が解ける!

本文より

人生の中で向きあう重大な決定事項、つまり「ワイルド・プロブレム」については、データや科学など、いわゆる理論的なアプローチでは答えが出ません。本書では、そのような問題に取り組むにはどうすればいいのか、みなさんが考えるお手伝いをします。
きっと、心の不安がやわらぎ、穏やかな気持ちで、人生の旅に向かえるはずです。

目次

第1章 ワイルド・プロブレム
──合理的なアプローチでは答えの出せない人生の難問

第2章 ダーウィンのジレンマ
──偉大な科学者を悩ませた、ある重要な命題

第3章 未来はいつも暗闇の中
──二度と戻れない橋を渡るための選択肢

第4章 これはまじめな話だ!
──なぜ彼らは合理的な手法を放棄したのか

第5章 功利主義の敗北
──あなたの将来を左右する新たな価値観の発見

第6章 豊かさとは何か
──進むべき道を知るためのケーススタディ

第7章 王妃ペーネロペーと108人の求婚者
──プラスとマイナスが絡み合う究極のマトリックス

第8章 自己中心的という不幸
──自分にフォーカスしすぎることの危険性

第9章 決断のシンプルなルール
──あれこれ思い悩んで時間を無駄にしないために

第10章 後悔という名の亡霊
──未来の不確実性を攻略するメタ戦略

第11章 あきらめの効用
──ときには芸術家のように生きてみよう

第12章 科学と非科学のあいだに
──人生という「ガイドブックのない旅」の歩き方

著者紹介

ラス・ロバーツ(Russ Roberts)
経済学者。スタンフォード大学フーバー研究所の研究員。現在は、イスラエルのエルサレムにあるシャレム・カレッジの学長も務める。
長年にわたり、経済学の考えをわかりやすく、一般に広く知らしめる活動を続けており、受賞歴もある毎月50万ダウンロードの人気ポッドキャスト「EconTalk」では、ホストとして毎週さまざまなテーマを配信中。また、経済学の巨匠ケインズとハイエクが、それぞれの主張をラップで戦わせる、YouTubeで1200万回以上再生された人気動画の共同制作者でもある。
訳書に『寓話で学ぶ経済学:自由貿易はなぜ必要か』(日本経済新聞社)、『インビジブルハート:恋におちた経済学者』(日本評論社)、『スミス先生の道徳の授業:アダム・スミスが経済学よりも伝えたかったこと』(日本経済新聞出版社)がある。
https://russroberts.info/

書籍概要



タイトル:『「知の巨人」たちがやっている非合理な思考術 いかにして「人生の難問」に答えを出すべきか』

判型:46
ページ数:224ページ
価格:1,700円+税
著者:ラス・ロバーツ
訳者:ラッカ 珠美
ISBN:9784576240817
発売日:2024年9月19日

<WEBサイト>
https://www.futami.co.jp/book/6016


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