猛暑、線状降水帯の現状と対策とは?サンゴに秘められたクライシス回避の秘密とは?


(写真左から)松浦京佑、望月理恵、松下奈緒、依田司、江守正多、佐々木淳

地球クライシス 第10弾 
~激変する海!地球温暖化の影響と再生へのヒント~


【BS朝日】2024年9月29日(日)よる9時~10時54分放送
■気候変動で“生命の母”海に何が!? 温暖化の影響と再生へのヒントを探る!
日本のみならず世界に災害を引き起こし、人類を脅かしつつある地球の気候変動の現状を紹介。地球を救うため様々な対策に動き出している人々や企業、地域などを徹底取材し、地球の危機(クライシス)を乗り越えるために私たちができることをとことん掘り下げる「地球クライシス」。
第10弾となる今回は「激変する海!地球温暖化の影響と再生へのヒント」をテーマに、地球温暖化によって変わっていく海の生態系や気象現象、そしてそれらの対策から見えてくる地球再生のヒントまで、我々を取り巻く“海”を中心に考えていきます。
気候変動によって“生命の母”ともいわれる海にどのような変化が起きているのか? この夏、日本を連日襲った猛暑、台風、線状降水帯、そして豪雨の原因と海の関係とは? 「異常気象だから仕方がない」と諦めていた目を開かせる様々な活動も紹介しつつ、クライシスに立ち向かう希望も見出せる2時間スペシャルです!


■減少するサンゴを救え! 生きるサンゴに触れた松下もその重要性を実感!?
2024年異常な暑さに苦しめられた日本。その現象は日本だけではないという。気候科学者の江守正多氏によると「北極海と南極大陸周辺の両極で氷が少なくなっている」そうです。気象予報士の依田司氏も「去年、今年と地球の気温が目に見える形で上昇している」と警告を発します。
そんな状況を改善する一つのカギとなるのが海、その海に生息するサンゴにあるといいます。サンゴなしでは生きられない動物は約100万種といわれ、生態系に大きな影響を及ぼしていますが、現在そのサンゴは減少の一途をたどっています。生態系を守るべくサンゴを人工的に増やそうとする取り組みをイギリスの公共放送BBCのVTRで紹介します。
そして、日本でもサンゴの人工産卵を成功させた企業があります。今回、その企業である株式会社イノカの松浦京佑氏がゲストとして登場。生きているサンゴをナビゲーターの松下奈緒に触れてもらいつつ、サンゴがいかに生態系に大切な生き物であり、我々人間にもどのような影響を与えているのかを解説してもらいます。ただ美しいだけではないサンゴの重要な役割とは? そして、それらを増やしていく人間たちの努力とは?


■増加する水蒸気量に松下も悲鳴!? 線状降水帯と向き合う凌風丸の戦いとは?
毎年のように日本各地で発生するようになってしまった水害。それらの原因となっているのが線状降水帯です。そもそも線状降水帯が発生する原因とは何なのか? 依田が過去のデータと比較して上昇している海水温をわかりやすく解説。そしてその海水温の上昇によって増える水蒸気量から、線状降水帯が発生する仕組みを解き明かします。目に見えない水蒸気量の増加については一升瓶に入った水を並べて紹介。その異常な変化に松下も「ちょっと待って、すごい!」と驚きの声をあげてしまいます。
一方で気象庁は線状降水帯の発生を少しでも早く予測できるよう、最新の観測船・凌風丸によって海上できめ細やかな観測を行っています。そのデータによって水害による人的被害を最小限に食い止めるという実績も出てきていますが、計測のメカニズムは驚くほど繊細なものでした。あまり報道されることのない、気象庁の凌風丸による活動が明らかに!


■海でCO2減少へ! ブルーカーボンの可能性とは? 松下が語る10回目の思い!
気候変動によって様々な影響を受けている海ですが、その海を使って地球温暖化を食い止めようとする動きが出てきています。それがブルーカーボンです。海洋植物のCO2(二酸化炭素)吸収力を利用した温室効果ガス削減の取り組みですが、江守によると海洋高校の学生がブルーカーボンに取り組み始めるなど、その活動は徐々に広がりを見せているようです。そこで、日本のブルーカーボン研究の第一人者でもある東京大学 大学院新領域創生科学研究科の佐々木淳教授をスタジオに招き、ブルーカーボンとはどういうものなのか、どれぐらいの効果があるのか、その詳細を明らかにしていきます。松下も思わず「陸よりも海の方がいいような気がする」とつぶやいたブルーカーボンとは?


そんな身近な地球の危機(クライシス)を明らかにし、その危機から脱出する人々の活動を紹介してきた「地球クライシス」も回を重ねて10回目。ナビゲーターの松下は「知らないまま通り過ぎることはたくさんありましたが、この番組を通してクライシスを知らないで過ごすよりも知ろうとする事の大切さを感じています。著名な先生方にお話をうかがえるということは非常に勉強になりますし、地球温暖化という言葉がなくなる日はすぐには来ないですが、長く続けていくこともそのための一つの道のりではないかと思います」と番組の意義を語ってくれました。


世界の気候変動に迫る人気シリーズ第10弾!ナビゲーターの松下奈緒とともに、“海”をテーマにクライシスの現状と解決への未来を解き明かす!

松下奈緒 コメント
Q: 今回は海を中心にサンゴの再生などを紹介しました。
「これまでの番組でもサンゴはよく出てきたので、いかにサンゴが大切なものなのかは理解していました。このまま放っておけば減っていく一方ですし、食い止めるには人工的に手を加えることしかないのだということを強く感じました。VTRを拝見すると、研究者の皆さんのサンゴへの愛情もすごく伝わりましたね。サンゴで世界中の海の環境が大きく変わる、いわゆるラグーンといわれるものが再生していかないとなかなか海も大きく変わらないということですね」


Q: 生きているサンゴを触られてより身近に感じたのでは?
「そうですね、このサンゴを大切にし、海のあるべき場所に返して、そこできちんと生息させていかなきゃいけないという気持ちになりました」


Q: 水蒸気量を一升瓶でご覧になったのも驚かれたのでは?
「水蒸気って目に見えないものなので、あれだけの量の水が蒸気になって1人分の頭上にあると考えるとすごいなと思いました。線状降水帯のような異常気象、これまでなかったはずのものが増えていくことで私たちの生活を脅かされているというのは、映像を見たりお話をうかがったりするとより実感できますね」


Q: 線状降水帯に関する調査など、実は日本でもしっかり対策が行われていました
「凌風丸という観測船があることで被害を最小限に食い止めることもあるだろうし、本当にありがとうございますと感謝しました。そういう未然に防げる活動があるというのは、“クライシス”という中での前向きな出来事と感じました。毎回同じこと言っているかもしれないですけど、私たちができる未然に防げることを考え続けなければいけない、と感じています」


Q: ブルーカーボンについてはいかがですか?
「これまで陸での「グリーンカーボン」は番組でも取り上げてきましたが、今回の「ブルーカーボン」は日本が海に囲まれているということをプラスに捉え、海を最大限に利用して環境破壊や温暖化を食い止める。そんな考え方を始めるきっかけになりました」


Q: そんなブルーカーボンを含め、今回は希望が見える回になったと思いますが
「今まではCO2の削減やプラスチックごみなどいろいろと問題提起してきましたが、今回は海の話をうかがって、見えない部分ではあるものの動き出していることはたくさんあり、そして可能性が見いだせたかなと思います。続けていくことの難しさなどはあると思いますが、日本は海があることを利点としてこれからの環境保護につながってくれたらという希望が見えた回でした。この番組を見てくださった方も前向きに思ってくださるとうれしいと思います」


番組概要
【番組名】「地球クライシス 第10弾 ~激変する海!地球温暖化の影響と再生へのヒント~」
【放送日時】2024年9月29日(日)よる9時~10時54分
【放送局】BS朝日
【CAST】ナビゲーター:松下奈緒
      専門家:依田司(気象予報士)
          江守正多(気候科学者)
      ゲスト:佐々木淳(東京大学 大学院新領域創成科学研究科 社会文化環境学専攻)
          松浦京佑(株式会社イノカ)
      進行 :望月理恵
【制作】BS朝日、テレビ朝日映像
【プロデューサー】茂木あや香(BS朝日)、久保田雄志(BS朝日)、光瀬史郎(テレビ朝日映像)
【コピーライト】番組写真をご使用の際は「(C)BS朝日」の表記をお願いいたします。
【公式HP】https://www.bs-asahi.co.jp/earth-crisis2024-3/
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