創業371年の老舗和紙専門店「小津和紙」協力のもと制作




インテリア内装材・壁紙ブランド「WhO(フー)」(野原グループ株式会社 本社:東京都新宿区 代表取締役社長:野原弘輔)は、創業371年の老舗和紙専門店「小津和紙」(東京・日本橋)の制作協力のもと、廃棄予定の壁紙サンプルを活用したデザイン16点を9月24日(火)にラインナップ。和紙の原料である楮がもつ自然素材ならではのエシカルな印象はそのままに、壁紙の鮮やかな色味が表現に遊びをもたせるユニークなデザインとなりました。
https://whohw.jp/news/washi_newarrivals/


PAPER SCRAPS / P117A~G


PAPER OMBRE / P118A~I


企画の背景から制作について
WhOでは完全受注生産をとっているため、納品する最終製品に対してロスはほとんど出ないものの、色味の確認や調整といったクオリティ担保のために印刷するサンプルの廃棄が一定出てしまいます。今回はそれをデザインに活用できないか、というきっかけで企画がスタート。どんな素材との相性も良く、かつ壁紙のデザインとしても一定のニーズをもつ”和”のテイストを取り入れることができる「和紙」を採用するに至りました。



東京日本橋に拠点を構え、和紙漉きの工房をもつ老舗和紙専門店「小津和紙」にご協力いただき、制作のサポートやデザインのノウハウを教えていただきながら手漉きの和紙を作り上げました。制作には、和紙に用いる代表的な自然素材である楮(こうぞ)をベースに、壁紙のサンプルを細かく粉砕したチップを混ぜ込みました。チップは粒度や色のバリエーションをいくつか用意し、最終的にバランスの良いデザインを採用しています。



手漉きの手法を取ることで、味わい深い風合いやムラと、細かく粉砕した壁紙のサンプルチップの偶発的な配置が実現。また、人工的な壁紙が加わったものの、自然素材の楮がもつエシカルな印象はそのままに、壁紙の鮮やかな色味が表現に遊びをもたせるユニークなデザインとなりました。

最終的な壁紙のデザインサンプル
今回のデザイン企画では、廃棄予定の壁紙サンプルを使用した和紙そのものを商品化したのではなく、壁紙の新しいデザインとしての展開となりますが、日本に昔からある伝統的な「和紙漉き」の技術と、日本人の心に根付く「もったいない」をマッチさせた企画となっています。本デザインを通じて、小さいアクションでも廃棄予定のものの活用方法やサステナブルについて考えるきっかけになると嬉しいです。





WhOが取り組むその他の活動 ー 廃棄物を減らすために小さくてもできることから
これまでにも、展示会の来場者へ廃棄予定の壁紙で作成したブックカバーをノベルティとして配布したり、一般社団法人 日本空間デザイン協会主催のこども空間ワークショップ「デザインがっこう」にて使用する材料の一部として、廃棄予定だったサンプルを提供。近くには、資材ロスをアウトレット価格で販売する企業への提供も検討しています。今後もなるべく廃棄物がでないよう、活用の機会を積極的に検討していきます。






《PICK UP》お好きな色に和紙のテクスチャーをのせる新柄も同時リリース
自由に色を指定し、そこへぼかしやにじみといったテクスチャーを重ねてつくる”TEXTURES”シリーズへ、新たに和紙のデザインが登場。ベースカラーの明暗に関わらず、和の風合いを演出する”楮”のテクスチャーを存分に感じるパターンとなっています。
https://whohw.jp/series/textures/washi/





「小津和紙(おづわし)」について 《制作協力》
小津和紙は、和紙の魅力と日本の伝統を伝える文化拠点です。江戸時代より370年以上続く企業としてその精神を引き継ぎ、和紙のもたらす素晴らしい可能性が、未知への夢を美しく開花させる喜びを、皆様と供に味わいたいと願っています。東京・日本橋に和紙専門店を構えるほか、和紙漉きの工房ではさまざまなイベントも開催。過去には、地方の芸術大学と廃棄物を活用した紙の制作研究をおこなうなど、サステナブルな活動にも取り組んでいます。






「WhO(フー)」について



「WhO(フー)」は、より美しく、より愛され、より良い空間を目指し、新しい表現を模索する人のために2015年に立ち上げた壁紙ブランドです。2016年にはグッドデザイン賞を受賞。空間デザイナー目線で制作されたパターンや、多様なフィールドで活躍するクリエイターによるデザイン、プロダクトやサービスなど国内外問わずさまざまなブランド・企業とのコラボレーションから生まれたデザインなど、現在では2,800点を超える個性的で表情豊かなラインナップが揃います。
今後一層拡大するであろう日本のリフォーム・リノベーション市場や、装飾ビジュアル化が進む宿泊施設、店舗・不動産物件などにおいて、より特徴的で美しく空間を彩るデザイン性の高い壁紙に対するニーズに応えます。国内での完全受注生産によりデザインのカスタマイズにも柔軟に対応。作り手のこだわりに寄り添いながら、在庫を持たず素材のロスを抑え、環境配慮にも繋げています。さらにデジタルカタログの採用により、紙カタログの使用と仮定した場合と比べてCO2排出量の削減にも貢献*¹。室内空間におけるVOCなどの化学物質の排出に関して一定の基準をクリアした「GREENGUARD Gold認証*²」を取得したインクを使用するなど、サステナブルなビジネスモデルを展開しています。
*¹ 米国のUL Solutions社によって評価された、健康への影響や環境性能を示す認証
https://japan.ul.com/resources/greenguardcertificationprogram/
*² 参照:https://whohw.jp/about/


「野原グループ株式会社」について野原グループ株式会社を中心とする野原グループ各社は、「CHANGE THE GAME.クリエイティブに、面白く、建設業界をアップデートしていこう」のミッションのもと、変わる建設業界のフロントランナーとしてステークホルダーの皆さまとともに、サプライチェーンの変革と統合を推し進めます。社会を支える建設産業の一員である私どもが、業界から排出される廃材量やCO2の削減、生産性向上による働き方改革を実現し、サステナブルに成長していく未来の実現を目指します。
https://nohara-inc.co.jp






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