株式会社リクルート(本社:東京都千代田区 代表取締役社⾧:北村 吉弘、以下リクルート)が運営する『リクルートブライダル総研』では、婚活の実態について詳細を把握するため、「婚活実態調査2024」を実施しました。ここに、結果の要旨をご報告致します。
※調査結果全体については下記リンクよりご覧ください。
https://souken.zexy.net/research_news/konkatsu.html

調査トピックス
●2023年婚姻者のうち、婚活サービスを通じて結婚した人の割合は15.3%。特にネット系婚活サービスを通じて結婚した人の割合は過去最高。
●恋愛もしくは結婚意向がある恋人のいない独身者の、婚活サービスの利用経験割合は26.3%。
●婚活サービスで恋人ができた人の方が恋人ができなかった人よりも割合が高かった特徴としては、「前向きな姿勢」に関するものが上位を占め、「自己理解」「相手との価値観すり合わせ」に関するものも恋人ができた人の方が高かった。恋人ができた人とできなかった人とでは、婚活に対する意識や行動に違いが見られる。
●現在の恋人との関係に対する満足度は、婚活サービスで出会った人が71.5%、それ以外の出会いの人が65.5%と、婚活サービスで出会った人の方が高い。また、婚活サービスで恋人ができた人は、その恋人とすり合わせられている項目数が多い。「休日の過ごし方」「愛情表現の方法」など日常的な関わり方から、「子ども」「住まい」「キャリアプラン」など、長期的な視点で人生を考えるライフデザインに関わる内容まで、多岐にわたりすり合わせられている。

『リクルートブライダル総研』研究員 熊谷 拓也の解説
「自己理解」「相手との価値観すり合わせ」が婚活において大切
婚姻者の約7人に1人が婚活サービスを通じて結婚しており、2024年調査ではネット系婚活サービスを利用して結婚した人の割合が過去最高値となりました。婚活サービスは長期的に伸長し、社会で一般化しつつあります。
注目したいのは、婚活サービスで出会った人は、それ以外のきっかけで出会った人よりも恋人との関係に対する満足度が高いという興味深い結果が出たことです。婚活サービスで出会った人は、日常的な過ごし方に加え、長期的な人生設計に関わるライフデザインを相手とすり合わせることができています。こうした「価値観の共有」が関係性に影響していると考えられます。
また、婚活サービスを通じて恋人ができた人の特徴として、婚活自体を「自己理解の機会」と捉えていたり、婚活の際に「相手と価値観をすり合わせる」ことを意識している傾向が見えています。相手が見つかるまでの期間を自分の価値観を理解する機会とし、その上で互いの価値観を共有していくプロセスそのものが、最適な相手を見つける上でのヒントにもなり、またその後も良い関係を続けていく上で大切な要素になっていると言えるのではないでしょうか。

『リクルートブライダル総研』研究員
熊谷 拓也

調査概要
■2024年調査(2023年のデータ) 1次調査
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査対象:全国の20~49歳の男女
有効回答数:50,000サンプル
調査実施期間:2024年5月24日(金)~2024年6月4日(火)
調査機関:マクロミル
■2024年調査 2次調査
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査対象:
<共通条件>全国の20~49歳の独身者の男女
<個別条件>
・現在恋人あり・婚活サービス利用経験あり
・現在恋人あり・婚活サービス利用経験なし
・現在恋人なし・婚活サービス利用経験あり
・現在恋人なし・婚活サービス利用経験なし・恋愛もしくは結婚意向あり
有効回答数:2,353サンプル
調査実施期間:2024年5月31日(金)~2024年6月10日(月)
調査機関:マクロミル

詳細は下記リンクよりPDFをご覧ください
https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/assets/20240924_marriage_01.pdf
婚活実態調査2024 調査報告書
https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/assets/20240924_marriage_02.pdf


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