宮島未奈さんのデビュー作にして、本屋大賞受賞作『成瀬は天下を取りにいく』。このたび、滋賀県・大津市が舞台となる本作と滋賀県警とのタイアップが実現し、交通安全を呼びかけるポスターが完成しました。




今年の「秋の全国交通安全運動」にあたって、滋賀県警の交通安全ポスターに宮島未奈著『成瀬は天下を取りにいく』(新潮社刊)の主人公、成瀬あかりが起用されました。9月20日に公開されたポスターでは、成瀬が琵琶湖を背景にして立って、「島崎、わたしは交通安全を極めようと思う」と呼びかける様子が描かれています。
成瀬あかりは、作中でもオリジナルの交通安全標語を作ったり、学校帰りに周辺のパトロールを行ったりと、地域の安全を守る活動に取り組んでいます。「秋の全国交通安全運動」は9月21日から9月30日まで。ポスターは300枚用意され、滋賀県内の各警察署、運転免許センター等で掲示されています。この機会に成瀬と交通安全を極めてみませんか。


◆宮島未奈さん著者紹介
1983年静岡県富士市生まれ。滋賀県大津市在住。京都大学文学部卒。2021年「ありがとう西武大津店」で第20回「女による女のためのR-18文学賞」大賞、読者賞、友近賞をトリプル受賞。2023年同作を含む『成瀬は天下を取りにいく』でデビュー。第11回「静岡書店大賞」小説部門大賞、第39回「坪田譲治文学賞」、第21回「本屋大賞」など15冠を獲得し話題となる。続編『成瀬は信じた道をいく』とあわせてシリーズ累計90万部を突破。


◆『成瀬は天下を取りにいく』内容紹介
「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」。2020年、中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。
M-1に挑戦したかと思えば、自身の髪で長期実験に取り組み、市民憲章は暗記して全うする。日々全力で我が道を突き進む成瀬から、きっと誰もが目を離せない。


◆書籍データ
【タイトル】成瀬は天下を取りにいく
【著者名】宮島未奈
【発売日】2023年3月17日
【造本】四六判
【本体定価】1705円(税込)
【ISBN】978-4-10-354951-2





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