人材総合サービス会社の株式会社ネオキャリア(本社:東京都新宿区 代表取締役CEO:西澤 亮一 以下 ネオキャリア)は、2024年9月4日に、新宿区立早稲田小学校(以下、早稲田小学校)で授業サポート活動と若手教員との交流会を開催しました。

 当日は、20代を中心とした当社の若手社員19名が参加し、授業サポートの他、給食や休み時間も児童と共に過ごしました。また、午後には教職歴6年以内の若手教員8名との交流会を開催し、働き方や職場環境について、同世代かつ異業種間で意見を交わしました。



 本活動は、ボランティア活動日に有給の特別休暇を付与する当社独自の制度「地域社会貢献Day」をもとに実施した取り組みです。この制度は、社員の自発的な社会参加を支援するため、ネオキャリアグループに在籍する全社員(有期雇用社員は週の所定労働日数が5日の社員)が利用できる制度として、2023年8月から開始しました。これにより、社員は事業年度内に1日分の有給特別休暇が付与され、ボランティアに参加できます(半日単位の取得も可能)。これまでに5回のボランティアを行い、70名の社員が参加しています。
開催の背景
 当社は、「人と本気で向き合い、未来を切り拓く。」をPURPOSEに掲げ、人を取り巻く課題に本気で向き合い、より良い社会の創造を目指し、サステナブル活動に注力しています。その一環として、本社が所在する新宿区を中心に、地域の小学校と連携したボランティア活動にも取り組んできました。

 近年、教員不足が社会的な課題とされるなか、教員の労働環境の悪化や定着率の低下、教育の質の低下などが懸念されています。実際に、東京都教育委員会の令和5年度東京都公立学校教員採用候補者選考によると、小学校教員の採用選考倍率は1.1倍と、教員不足は深刻な状況です。

こうした状況を受け、人材支援を行う企業として業界の垣根を超えたサポートを提供し、地域の活性化に寄与したいと考えていたところ、早稲田小学校の校長より、若手教員が抱える悩みを同世代の中で共有し、気づきを得てほしいとの依頼がありました。また、教員同士のつながりを強化し、チームビルディングを進めることで、より良い学校づくりにつなげていきたいという思いに賛同し、今回のボランティア活動が実現しました。

 本活動を通じて、授業サポートでの教員の支援だけでなく、児童との「ナナメの関係」を育むことも目的としています。さらに、交流会では、同世代・異業種間の対話を通じて互いに新たな発見を得ることで、イノベーションの創出を目指しています。

出典:東京都教育委員会 令和5年度東京都公立学校教員採用候補者選考(6年度採用)の結果について
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/press/press_release/2023/release20230929_01.html
当日の様子
 当日は、19名の当社社員が1年生から6年生までの各クラスに分かれ、1時間目から4時間目までの授業サポートを実施しました。休み時間や給食の時間も児童と一緒に過ごし、休み時間には鬼ごっこなどの外遊びを楽しむなど、子どもたちと密な時間を過ごしました。

午後には、早稲田小学校の波多江校長から早稲田小学校の現状や課題についての話を伺った後、交流会を開催しました。交流会では、いくつかの班に分かれて、授業サポートを経ての感想やお互いの働き方や職場環境、組織効力感やチームビルディング、先生の役割などのテーマに沿って意見交換を行いました。
 参加した教員からは、「日頃話せないことも自然と話せて、とってもいい時間でした。」「教員の仕事の特殊性も感じたけど、子どもとかかわる仕事ってやっぱりいいなと改めて感じました。」といった声が寄せられ、満足度の高い交流会となりました。

<左>美術の授業サポートを行う当社社員<右>児童と給食を食べる当社社員


<左>休み時間に児童と鬼ごっこを楽しむ当社社員<右>児童たちが自発的に書いた心温まる感謝の手紙


交流会でお互いに積極的に意見を交わしている様子

参加した社員の声
・学校の先生と当社とでは、属性は異なりますが、「働く人」としての悩みの根幹は同じだと気づきました。また、先生たちも一般企業での経験がないことに対して、引け目や危機感を感じている方もいたので、その点をこのような企業との連携でカバーしていけると良いと感じました。

・教育現場の改善に新たな興味を持ちました。教育とは単に「子供とかかわる」ことだけではなく、教育現場を改善することで間接的に教育に関与することも可能だと感じています。今回の経験を通じて、学校教育におけるDX化の他にも、外部の方の雇用や職務の分担化など、「人」にまつわる角度からの支援を行っていきたいと思いました。
新宿区立早稲田小学校長コメント
 今回の授業サポートと座談会を通じて、教員たちの普段とは違う一面を見ることができました。
 教員不足による欠員が続く厳しい状況の中、普段は身近な同僚には話しにくいことも、ネオキャリアの社員の皆さんとの会話で同世代だからこそ打ち解けた雰囲気や共感が生まれ、教員それぞれの個性も引き出されていたように感じます。

 また、ネオキャリアの社員の皆さんの言葉や雰囲気から、同じ職場でも感じ方は人それぞれで、多様性の重要性を再認識しました。今後もこのような取り組みから、少しずつ学校の組織文化を改善していき、より働きやすい環境になるよう、整えていきたいと考えています。

【新宿区立早稲田小学校 校長 波多江 誠様】
ネオキャリア サステナブル推進担当コメント
 この産学交流ボランティアは、今回で区内の小学校で2校目となる活動です。教員不足という地域課題の解決に少しでも貢献したいという思いから企画し、地域の企業が子ども達に「ナナメの関係」として積極的に関わることを目指しています。
 今後も交流を継続し、他の学校にもこの取り組みを広げていきたいと考えています。

【ネオキャリア 社長室 サステナブル推進担当 高山 功平】
「地域社会貢献Day」を活用したボランティア活動
 ネオキャリアグループでは、ボランティア休暇制度「地域社会貢献Day」設立に伴い、企業主導型の取り組みを積極的に展開しています。これまでに、障がい者理解のために障がい者施設でスポーツを楽しむボランティア活動や、小学校への授業サポートなど、本社拠点のある新宿区を中心に様々な活動を行ってきました。
 これらの活動を通じて、社内業務では得られない経験を積み、人生を豊かにすることや、普段は接することがない社外の方々と協力してボランティアを行うことで、社会課題に対する意識を高め、社員自身が成長する機会にしてほしいと考えています。

<過去の「地域社会貢献Day」を活用したボランティア活動事例>
・障がい者理解を目的に、新宿区立障害者福祉センターで障がい者の方々と共にスポーツ(ボッチャ)を実施
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000384.000011666.html
・新宿区立西新宿小学校で、授業サポート活動と若手教員との「産学フレッシャーズ交流会」を開催
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000401.000011666.html
・社会福祉法人サンの運営する「多世代食堂」へ参加し、お弁当作成・販売と職員との交流会を実施
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000411.000011666.html
・障害者の就労機会創出と地域との交流を目的とした「しんじゅQualityみつばちプロジェクト」の採蜜活動へ参加
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000421.000011666.html

<左>社会福祉法人サンの運営する「多世代食堂」ボランティア参加<右>「しんじゅQualityみつばちプロジェクト」の採蜜活動へボランティア参加

会社概要
会社名 :株式会社ネオキャリア
所在地 :東京都新宿区西新宿1-22-2 新宿サンエービル
代表者 :代表取締役CEO 西澤 亮一
事業概要:人材事業、ヘルスケア事業、グローバル事業他
URL : https://www.neo-career.co.jp/
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ