25卒学生の就職活動テーマ曲 初の1位はMrs. GREEN APPLEの「ケセラセラ」。就職活動を表す漢字、3年連続1位は「楽」、2位は「苦」
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、2025年3月卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した、「マイナビ2025年卒 学生就職モニター調査 8月の活動状況」の結果を発表しました。
<TOPICS>
就職活動テーマ曲、初の1位は「ケセラセラ(Mrs. GREEN APPLE)」。「前向きな気持ちになれる」という理由が多く挙がる【図1、2】
今年の就職活動を表す漢字、3年連続「楽」が最多。理由は「新しい出会いや学び、成長を感じて充実して楽しかった」【図3、4】
3人に2人の学生が、キャリア形成活動や就職活動を通じてやりたい仕事を発見【図5、6】
25年卒学生の強みは「誠実・思いやり(34.0%)」、弱みは「リーダーシップ(30.8%)」【図7、8、9】
【調査概要】
◆就職活動テーマ曲、初の1位は「ケセラセラ(Mrs. GREEN APPLE)」。「前向きな気持ちになれる」という理由が多く挙がる
25年卒学生の就職活動テーマ曲※1位は、Mrs. GREEN APPLEの「ケセラセラ」で前年の4位から順位を上げた。次いでサンボマスターの「できっこないを やらなくちゃ」、ゆずの「栄光の架橋」がランクインし、頻繁に上位に入る人気曲となっている。曲を選んだ理由をみると、いずれの曲でも「前向きになれる」といった回答が多く、就職活動での移動中や面接前に聞いて、励まされていた学生が多いようだ。【図1、2】
※調査開始以来4回連続1位だった「負けないで」(ZARD)を「就活ソングの殿堂入り」に認定し、それ以外の曲への投票とした。
【図1】
【図2】
◆今年の就職活動を表す漢字、3年連続「楽」が最多。理由は「新しい出会いや学び、成長を感じて充実して楽しかった」
自分の就職活動を漢字一文字で表してもらったところ、3年連続で、1位「楽」、2位「苦」、3位「耐」となった。4位の「忙」は24年卒の5位から一つ順位を上げた。そのほか、「辛」「迷」「疲」など、就職活動の大変さを感じさせる漢字がランクインしている。文理男女別にみると、文系男子・文系女子はともに「苦」が1位、理系男子・理系女子はともに「楽」が1位となっており、文理で就職活動の苦楽の感じ方に差がみられる結果となった。「楽」を選んだ理由としては、新しい出会いや学び、成長などが多く見られ、「苦」を選んだ理由としては、就職活動の終わりが見えないことや学生生活の両立の厳しさなどが挙げられた。【図3、4】
【図3】
【図4】
◆3人に2人の学生が、キャリア形成活動や就職活動を通じてやりたい仕事を発見
やりたい仕事が見つかったのはいつかを聞くと、「キャリア形成活動中(18.5%)」と「就職活動中(47.7%)」あわせて66.2%となり、多くの学生がキャリア形成活動や就職活動の中でやりたい仕事を見つけていたことがわかった。「キャリア形成活動開始前(17.1%)」と答えた人も一定数いるものの、初めからやりたい仕事があった学生は少数派だ。やりたい仕事が見つかったきっかけは、「インターンシップ・仕事体験に参加して(26.5%)」が最も高かった。将来のキャリアを見据え、自身の強みや適性を理解することが必要だ。【図5、6】
【図5】
【図6】
◆25年卒学生の強みは「誠実・思いやり(34.0%)」、弱みは「リーダーシップ(30.8%)」
25卒学生に30個の選択肢から、自身の強み・弱みにあてはまるものを聞いたところ、強みにあてはまるものとしては、1位「誠実・思いやり(34.0%)」、2位「協調性(31.8%)」、3位「傾聴力(28.0%)」「責任感の強さ(28.0%)」となった。文理男女別に上位回答の特徴をみると、「誠実・思いやり」は理系女子以外、1位だった。文系では男女ともに2位が「協調性」、3位が「傾聴力」の順となっている。「粘り強さ」は理系男子では2位、理系女子では1位と、理系学生の強みとして上位にあがっており、文理で違いがみられた。
弱みにあてはまるものとしては、1位「リーダーシップ(30.8%)」、2位「社交性(24.0%)」、3位「発想力(18.9%)」となった。【図7、8、9】
【図7】
【図8】
【図9】
【調査担当者コメント】
10月の内定式を控え、来年はどんな新入社員が入ってくるのだろうと期待をしている未来の上司・先輩社員も多いのではないでしょうか。25年卒学生は「誠実・思いやり」を自身の強みと認識している一方、「リーダーシップ」には弱みを感じていることがわかりました。入社直後からいきなり組織をリードするような働きを期待するよりも、彼らの誠実さを信頼して、丁寧な指導・教育をしていくことで、強みを発揮していけるのではないかと思います。
また就職活動を表す漢字からもわかるように、就職活動を「楽」しいと感じた学生もいれば、「苦」しいと感じた学生もいます。どのような思いでその会社に入社を決めたのか、1人1人の考えを受け止めていただければと感じます。
マイナビキャリアリサーチラボ 主任研究員 井出 翔子
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【調査概要】「マイナビ2025年卒 学生就職モニター調査 8月の活動状況」
○調査期間/2024年8月25日(日)~2024年8月31日(土)
○調査方法/Web上のアンケートフォームより入力
○調査対象/2025年3月卒業予定の全国の大学生、大学院生
○調査機関/自社調べ
○有効回答数/1,257名(文系男子165名、理系男子279名、文系女子486名、理系女子327名)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。
※調査結果の詳細はこちら
(https://career-research.mynavi.jp/reserch/20240927_86039/)からご確認いただけます。
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